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ラブカルチャースクール 3
第12章 Lesson 欲

力強く抱き締められるのは凄く嬉しいけど、これはかなり苦しい。
それに――何も言わずに急にこんな風に抱き締めてくるなんて、一体セイジどうしたんだろう?
腕も動かせない体勢で縛られたペンギンみたいになっていて、声を出すのも苦しいくらいだ。
「シェイ……ジ…?…」
頬が押し潰された状態でセイジの名前を何とか呼んでみるが、間抜けなイントネーションになってしまった。
それでも蚊の鳴くような声が届いたのか、セイジは腕の力を少し緩めて身体を離してきた。
あ……少し楽になった。
と――――ホッとしたのは束の間で、今度は両手で私の頬を挟み込みサンドイッチにしてくる。
「シェイッ……ふぅぅん!」
唇がタコみたいな形に歪められて、またしても気の抜けた音を出してしまった口をセイジは急に塞いで来た。
「んっ! んんっ!」
セイジは私の唇を自分の中に包み込むと、顔を大きく傾けて顎がぶっつきそうなくらい強く押し当ててくる。
唇を固定したセイジは更に頬を挟んでいた手を後頭部と背中に回して、ガッチリとお互いの身体が密着するようにホールドしてきた。
「ふぅっ……ん……」
突然の強引な行動にかなり驚いたが、セイジの感触に身体は直ぐに順応し始める。
ビックリしたけど……嬉しい――――。
同じ強引さでもアラタとは全然違う心地良さに、好きな相手とのキスの違いを実感してしまう。
「あ……はぁ……」
唇を強く押し付けながら顔の角度を変えていく。
ほんの僅かに出来た隙間から、甘い波に溺れているみたいに空気を吸い込んだ。
それに――何も言わずに急にこんな風に抱き締めてくるなんて、一体セイジどうしたんだろう?
腕も動かせない体勢で縛られたペンギンみたいになっていて、声を出すのも苦しいくらいだ。
「シェイ……ジ…?…」
頬が押し潰された状態でセイジの名前を何とか呼んでみるが、間抜けなイントネーションになってしまった。
それでも蚊の鳴くような声が届いたのか、セイジは腕の力を少し緩めて身体を離してきた。
あ……少し楽になった。
と――――ホッとしたのは束の間で、今度は両手で私の頬を挟み込みサンドイッチにしてくる。
「シェイッ……ふぅぅん!」
唇がタコみたいな形に歪められて、またしても気の抜けた音を出してしまった口をセイジは急に塞いで来た。
「んっ! んんっ!」
セイジは私の唇を自分の中に包み込むと、顔を大きく傾けて顎がぶっつきそうなくらい強く押し当ててくる。
唇を固定したセイジは更に頬を挟んでいた手を後頭部と背中に回して、ガッチリとお互いの身体が密着するようにホールドしてきた。
「ふぅっ……ん……」
突然の強引な行動にかなり驚いたが、セイジの感触に身体は直ぐに順応し始める。
ビックリしたけど……嬉しい――――。
同じ強引さでもアラタとは全然違う心地良さに、好きな相手とのキスの違いを実感してしまう。
「あ……はぁ……」
唇を強く押し付けながら顔の角度を変えていく。
ほんの僅かに出来た隙間から、甘い波に溺れているみたいに空気を吸い込んだ。

