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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー

もうぅうう限界だ――――――!!
「うん……分かったセイジ! 敬語使わないからっ!!」
社会通念的に敬語ぐらい当たり前なことなのに、こんなにドギマギさせられるとは思ってもみなかった。
恐るべし敬語の威力―――!!
ラブカルにおいては、あの美しい講師と和風講師の専売特許なのかしら? とまで、思ってしまう。
触れそうだった口を大きく開けて叫ぶように言うとセイジは、押し付けていたおでこを軽くトンッと小突いて
「良かった……」
嬉しそうに無邪気に微笑んだ。
ヒュルルルル~~ル……ドンッ!!
今度は脳天で花火が打ち上がり、そのまま床に散ってしまいそうになる。
いつもと違うセイジの態度のせいで、私の身体の中は大変なことになっていた。
この後のレッスン……持つかな?
力が尽きそうになってセイジに身体を委ねるように寄り掛かると、さっきまで力が入っていた腕が優しく包み込むように背中を抱き締めてくれる。
それはまるで本当に恋人みたいに大事に守って貰えているようで、嬉しさとくすぐったさで肩を窄めてしまう。
セイジは高い鼻先を私のちっこい鼻にチョンと擦り付けてきた。
「琴海が言うこと聞いてくれたから、ご褒美あげる」
「ご褒美~?」
密着したまま甘く囁かれて、思考が臨界点に達して制御不能になっている。
朦朧として答えるとセイジは片手をスーツのポケットに入れて、包みからさくらんぼのキャンディーを器用に取り出して、赤いふくらみに押し当ててきた。
「うん……分かったセイジ! 敬語使わないからっ!!」
社会通念的に敬語ぐらい当たり前なことなのに、こんなにドギマギさせられるとは思ってもみなかった。
恐るべし敬語の威力―――!!
ラブカルにおいては、あの美しい講師と和風講師の専売特許なのかしら? とまで、思ってしまう。
触れそうだった口を大きく開けて叫ぶように言うとセイジは、押し付けていたおでこを軽くトンッと小突いて
「良かった……」
嬉しそうに無邪気に微笑んだ。
ヒュルルルル~~ル……ドンッ!!
今度は脳天で花火が打ち上がり、そのまま床に散ってしまいそうになる。
いつもと違うセイジの態度のせいで、私の身体の中は大変なことになっていた。
この後のレッスン……持つかな?
力が尽きそうになってセイジに身体を委ねるように寄り掛かると、さっきまで力が入っていた腕が優しく包み込むように背中を抱き締めてくれる。
それはまるで本当に恋人みたいに大事に守って貰えているようで、嬉しさとくすぐったさで肩を窄めてしまう。
セイジは高い鼻先を私のちっこい鼻にチョンと擦り付けてきた。
「琴海が言うこと聞いてくれたから、ご褒美あげる」
「ご褒美~?」
密着したまま甘く囁かれて、思考が臨界点に達して制御不能になっている。
朦朧として答えるとセイジは片手をスーツのポケットに入れて、包みからさくらんぼのキャンディーを器用に取り出して、赤いふくらみに押し当ててきた。

