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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー
「はい……あ~んして」

色っぽく言ってくるセイジの声と仕草に、胸だけじゃなく下腹部もドキドキと疼いてくる。

「……また、さっきみたいな意地悪しない?」

ちょっと仕返しぽく聞いてみると、セイジは小さく笑って

「はは、もう意地悪しないよ。安心して琴海、口開けてごらん」

「うん……分かった」

もうすっかりセイジのペースに乗せられていて、こうなったら何をされてもいいやと思った。

軽く口を開くと、飴を宛がっていた下唇から指先で転がすように隙間に挟み込む。

口の中に落ちやすくするために、もう少し唇を開くとキャンディーはコロンと舌の上に上手く乗っかったが――――

「はぁ……んっ……」

漏れなくセイジの指までついてきた。

またもや予想外な行動をセイジはしてきたが、私は素直に指先を唇で包んだ。

舌の上の飴を指先がボールで遊ぶみたいに転がしていく。

口の中で移動するその二つの固形物に合わせて、私も舌を動かしていった。

飴の甘酸っぱい味とセイジの指先の熱が口の中に広がっていき、奥の方から唾液が溢れ出してくる。

クチュ……チュプ……

指先で掻き回される水音が、微かに聞こえてきた。

時たま舌の脇や歯茎を撫でられて、くすぐったさにゾクゾクと小さく震えてしまう。

「ふぅ……んっく……」

キャンディーなのかセイジの指をしゃぶっているのか、分からなくなってくる。

ただ――――自分の中にセイジの存在を感じるのが凄く幸せに思えた。

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