この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第12章 Lesson 欲
キュゥゥゥ――ン!!
セイジ、大好き――――!!

思わず大声で告白したくなったけど、思い止まってセイジの首にぎゅうぅと抱き付いた。

「何もしてないし、されてないから大丈夫だよ!」

私の熱い抱擁に応えてくれるかのようにセイジは背中を優しく摩りだす。

「いや……だから手がさ……乗っていただろ、肩に」

「ん? 肩……あっ!」

そうだ、馴れ馴れしくセルジュは私の肩を掴んできてたっけ。

あれは気があるっていうより、埒られる感じだったけどな………

だけどセイジは、そのことに頭にきていたんだ!

「キュゥゥゥ~ン!!」

「琴海っ!?」

余りにも嬉しくて、心の声がつい口から出てしまった。

尻尾を左右に振っている気分でセイジの首元に、ギュギュっと力いっぱい抱き付いて頬を摺り寄せる。

「あれは事の成り行きというか、セルジュの策略だから」

「策略だって!?」

「あ……」

「あいつ何か企んで、琴海に近付こうとしているのか?」

心配掛けないように言ったつもりが、却ってことが大きくなってくる。

だけどここまできたら誤魔化しても仕方ない気がするし、今後のセルジュ対策のためにも正直にセイジには言っておいた方がいいのかもしれない。

首に絡めた手を解いておずおずとセイジの顔を見ると、物凄く神妙な表情から私のことを心配してくれているのが伝わってきた。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ