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ラブカルチャースクール 3
第12章 Lesson 欲

キュゥゥゥ――ン!!
セイジ、大好き――――!!
思わず大声で告白したくなったけど、思い止まってセイジの首にぎゅうぅと抱き付いた。
「何もしてないし、されてないから大丈夫だよ!」
私の熱い抱擁に応えてくれるかのようにセイジは背中を優しく摩りだす。
「いや……だから手がさ……乗っていただろ、肩に」
「ん? 肩……あっ!」
そうだ、馴れ馴れしくセルジュは私の肩を掴んできてたっけ。
あれは気があるっていうより、埒られる感じだったけどな………
だけどセイジは、そのことに頭にきていたんだ!
「キュゥゥゥ~ン!!」
「琴海っ!?」
余りにも嬉しくて、心の声がつい口から出てしまった。
尻尾を左右に振っている気分でセイジの首元に、ギュギュっと力いっぱい抱き付いて頬を摺り寄せる。
「あれは事の成り行きというか、セルジュの策略だから」
「策略だって!?」
「あ……」
「あいつ何か企んで、琴海に近付こうとしているのか?」
心配掛けないように言ったつもりが、却ってことが大きくなってくる。
だけどここまできたら誤魔化しても仕方ない気がするし、今後のセルジュ対策のためにも正直にセイジには言っておいた方がいいのかもしれない。
首に絡めた手を解いておずおずとセイジの顔を見ると、物凄く神妙な表情から私のことを心配してくれているのが伝わってきた。
セイジ、大好き――――!!
思わず大声で告白したくなったけど、思い止まってセイジの首にぎゅうぅと抱き付いた。
「何もしてないし、されてないから大丈夫だよ!」
私の熱い抱擁に応えてくれるかのようにセイジは背中を優しく摩りだす。
「いや……だから手がさ……乗っていただろ、肩に」
「ん? 肩……あっ!」
そうだ、馴れ馴れしくセルジュは私の肩を掴んできてたっけ。
あれは気があるっていうより、埒られる感じだったけどな………
だけどセイジは、そのことに頭にきていたんだ!
「キュゥゥゥ~ン!!」
「琴海っ!?」
余りにも嬉しくて、心の声がつい口から出てしまった。
尻尾を左右に振っている気分でセイジの首元に、ギュギュっと力いっぱい抱き付いて頬を摺り寄せる。
「あれは事の成り行きというか、セルジュの策略だから」
「策略だって!?」
「あ……」
「あいつ何か企んで、琴海に近付こうとしているのか?」
心配掛けないように言ったつもりが、却ってことが大きくなってくる。
だけどここまできたら誤魔化しても仕方ない気がするし、今後のセルジュ対策のためにも正直にセイジには言っておいた方がいいのかもしれない。
首に絡めた手を解いておずおずとセイジの顔を見ると、物凄く神妙な表情から私のことを心配してくれているのが伝わってきた。

