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ラブカルチャースクール 3
第12章 Lesson 欲

セイジ――――。
その憂い気な瞳に、胸の奥が締め付けられて息が詰まり、背中が小刻みに震える。
焼きもち妬いてくれたり……
心配してくれたり……
セイジの想いが、凄く嬉しかった――――。
余計な気を使わせたくないけど、自分が逆の立場だったらきっと知りたいと思う。
私が結婚するずっと前から、セイジは私のことを見付けて忘れないでくれていた。
そんなセイジに私はラブカルで出会って、女性講師を目指すことが出来た。
例え禁断から始まった関係でも、どうしてもこの想いを叶えたい。
だから――『掟改正』よってこれから大きな波乱が起きたとしても、二人でなら乗り越えていける筈だ――――。
「セイジ……今『掟改正』について、スクール内で噂が広がっているの……知ってる?」
新人のアラタでさえ知っていた情報をセイジが知らない訳ないとは思うけど、デリケートな問題なのもあってか否応なしに緊張してしまう。
セイジは私の問いかけに少し目を細め、一呼吸置いて答えてきた。
「うん……知っているよ。噂が自然と広まったか、故意的に広められたかまでは解らないけど、まだ決まっていないことだから自分からは敢えて話すことはしていないかな」
防音になっている自室でも、内容が重いだけにセイジも心なしか声のトーンを低くしてくる。
やはり噂は相当、広がっていたんだ……。
今の所、レッスンを受けたことのある講師以外とは遮断されているような状態だから、私たち女性には余り情報が入ってきていなかったことを改めて認識した。
その憂い気な瞳に、胸の奥が締め付けられて息が詰まり、背中が小刻みに震える。
焼きもち妬いてくれたり……
心配してくれたり……
セイジの想いが、凄く嬉しかった――――。
余計な気を使わせたくないけど、自分が逆の立場だったらきっと知りたいと思う。
私が結婚するずっと前から、セイジは私のことを見付けて忘れないでくれていた。
そんなセイジに私はラブカルで出会って、女性講師を目指すことが出来た。
例え禁断から始まった関係でも、どうしてもこの想いを叶えたい。
だから――『掟改正』よってこれから大きな波乱が起きたとしても、二人でなら乗り越えていける筈だ――――。
「セイジ……今『掟改正』について、スクール内で噂が広がっているの……知ってる?」
新人のアラタでさえ知っていた情報をセイジが知らない訳ないとは思うけど、デリケートな問題なのもあってか否応なしに緊張してしまう。
セイジは私の問いかけに少し目を細め、一呼吸置いて答えてきた。
「うん……知っているよ。噂が自然と広まったか、故意的に広められたかまでは解らないけど、まだ決まっていないことだから自分からは敢えて話すことはしていないかな」
防音になっている自室でも、内容が重いだけにセイジも心なしか声のトーンを低くしてくる。
やはり噂は相当、広がっていたんだ……。
今の所、レッスンを受けたことのある講師以外とは遮断されているような状態だから、私たち女性には余り情報が入ってきていなかったことを改めて認識した。

