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ラブカルチャースクール 3
第12章 Lesson 欲
「あ……ん……」

重ねられた唇が強く押し当てられて、広げられた隙間から生暖かい舌が挿し込まれる。

クチュクチュと唾液を掻き鳴らすセイジの舌は、さっきほどではないけれど少し動きが激しかった。

「はっ……んん……」

突然またどうしたのだろう――――?

今日のセイジは、ちょっと感傷的な気がする。

ヤナセの話をしていたのに、何でまたこんな風なキスをしてくるのかな?

唇を合わせながら、色々と疑問符が浮かんできたけど――――

「あぁ……あふぅ……」

セイジとのキスはやっぱり嬉しい。

私の中を撫で回すセイジの舌の動きに合わせて、自分のも絡めていく。

縺れ合う舌がどちらのものとも分からなくなるくらい、柔らかく蕩けてしまいそうな感触だった。

「んっふ……うぅん……」

口の中いっぱいに広がる快感に酔いしれて甘い声を漏らしていくと、激しかった動きが徐々に落ち着いてくる。

舌先で歯の根元をくすぐられ、こそばゆくてお尻までゾクゾクしてしまう。

クチュ……チュク……

水音を響かせながら時たま唇がセイジの口の中に吸い込まれては、果肉の皮を剥くようにプルンと弾きだされる。

「はぁぁ……ぁ……」

与えられる色んな刺激が絶妙に混ざり合い、極上のデザートでも食べているかのように感嘆の吐息が零れていった。

口元で繰り広げられる巧みな技に夢中になっていると、太腿の辺りが急にモゾモゾとし始める。

「ん……? ふぅん!」

セイジの指先がスカートの裾を捲り、更に奥へと忍び込んできた――――。

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