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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー

キャンディーが半分くらいの大きさになった頃、セイジが指をゆっくり抜き出してから唾液を舐めとるように唇で扱く。
チュップ――――
抜けた指先に水滴が弾けて、小さく飛んだ雫は私の顎を数か所濡らした。
セイジは濡れてない親指で濡れた部分を軽く拭い取ってくれ、その感触に私は再び酔いしれる。
頭が朦朧として、何も考えられない。
セイジの甘さに頭の天辺からつま先まで蕩けそうで、まるで自分自身がキャンディーになったみたいだ。
虚ろな視線でセイジを見詰めると、優しく微笑み返してきて
「琴海……前のレッスンの復習だよ」
「復習?」
また新たな課題を提示してきた。
「そう……『キスの種類』はいくつあったか覚えている?」
「キスの……種類……」
講師を目指していた時の教養講習で、『キスレッスン』があって、その時の担当はセイジだった。
「三十種類あったわ」
「うん、そう。正解」
質問に答えるとセイジは指の背で私の頬の輪郭をなぞるように撫でる。
撫でられる心地よさにウットリとして、目を閉じ掛けると――――
「じゃぁ、その中で今出来るのを一つして」
「ほえ?」
セイジの爆弾投下はまだ終わらなかった。
半分伏せていた目を勢いよく見開いて、セイジを凝視すると悪びれもなさそうにニコニコと微笑んでいる。
本当に……今日のセイジは一体何が起きたのだろう?
さっきのキャンディーの口移しは不意打ちだったけど、こんな改まってキスしちゃうのは流石にまずい気がした。
チュップ――――
抜けた指先に水滴が弾けて、小さく飛んだ雫は私の顎を数か所濡らした。
セイジは濡れてない親指で濡れた部分を軽く拭い取ってくれ、その感触に私は再び酔いしれる。
頭が朦朧として、何も考えられない。
セイジの甘さに頭の天辺からつま先まで蕩けそうで、まるで自分自身がキャンディーになったみたいだ。
虚ろな視線でセイジを見詰めると、優しく微笑み返してきて
「琴海……前のレッスンの復習だよ」
「復習?」
また新たな課題を提示してきた。
「そう……『キスの種類』はいくつあったか覚えている?」
「キスの……種類……」
講師を目指していた時の教養講習で、『キスレッスン』があって、その時の担当はセイジだった。
「三十種類あったわ」
「うん、そう。正解」
質問に答えるとセイジは指の背で私の頬の輪郭をなぞるように撫でる。
撫でられる心地よさにウットリとして、目を閉じ掛けると――――
「じゃぁ、その中で今出来るのを一つして」
「ほえ?」
セイジの爆弾投下はまだ終わらなかった。
半分伏せていた目を勢いよく見開いて、セイジを凝視すると悪びれもなさそうにニコニコと微笑んでいる。
本当に……今日のセイジは一体何が起きたのだろう?
さっきのキャンディーの口移しは不意打ちだったけど、こんな改まってキスしちゃうのは流石にまずい気がした。

