この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第12章 Lesson 欲
あれ……セイジどうしたんだろ?

そういえばさっき、セルジュと話している時、ヤナセに資料がどうのって言ってなかったっけ――――。

「これ、ヤナセに持って行く資料って……あの場凌ぎじゃなくて本当だったの?」

それともセルジュ対策で、既成事実を作ろうとしているのかな?

結構セイジもやるな~と思ったら――――

「あぁ……本当にヤナセに頼まれたんだ。中身は大したものじゃないから、もし琴海を見かけたら渡しておいて欲しいって……」

「私に? また何で……あっ……」

もしかして、ヤナセは私がセルジュに絡まれる可能性があることを想定していたってこと?

それもセイジに頼むってことは、私がセイジに会いに行くのもお見通しだったんじゃ……。

「うそ……」

これは千里眼の域を超えて、神業だ!

まさか盗聴器や隠しカメラ……
いやいや、ヤナセがそんなせこいことするとは思えない。

はっ!! もしやおでこにチップが――――!!

反射的におでこを押さえた私にセイジは、苦笑いをしながら私の頭を撫でてきた。

「いくらヤナセでも、そこまではしないと思うよ」

どうやら私の頭の中は、セイジにもダダ漏れのようだ。

「そ、そうだよね~あははは~。それにしてもヤナセって本当に凄いね」

ヤナセは――私にミッションを告げてきた時点で、セルジュに単刀直入に聞くことも想定範囲だったのかな――――。

素直に思ったことを口にしたら

「だよね……前にヤナセのマンションに琴海を避難させた時も……凄かったしな」

セイジらしくなく、ちょっと不機嫌そうな声に聞こえた。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ