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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目

「琴海さん……頼んでいたファイル、資料室にありましたか?」
低くて艶っぽい声が、頭上から響いてきた。
この御声は、ヤナセ様――――!!
雲の隙間から神々しく射し込む光のような、安堵感が湧き上がる。
それもさり気なくフォローまでしてくれるなんて、本当に困った時のヤナセ様だわ!
ん――まさか、ここまで想定してファイルをセイジに頼んだのかな?
「はいっ! これですよね!」
一先ずここは余計なことを言わずに、さっさとファイルを渡してしまおう。
両手でファイルを持って、低姿勢でヤナセに差し出す。
「貴重なお昼休みに……雑事を頼んでしまい、失礼し致しました」
ヤナセはファイルを受け取りながらそう言って美しく微笑んでいるけど、その言葉の裏に沢山の意味が込められていそうで後ろめたくて笑顔を直視出来ない。
「いえ……滅相もございません」
ファイルを渡すと目を合わせないように深々とお辞儀をして、自分の席に急いで座った。
ドッキン! ドッキン! ドッキン!!
一気に高まった緊張感に脈が大きく打って、身体中に鳴り響く。
早く静まるようにゆっくりと息を吸おうとする横でジュリが
「え~! 何でコトミに頼むんですか~! 私も時間ありましたよ~!」
拗ねたように唇を尖らせて、また余計な詮索をしてくる。
やはりこの状況をジュリが簡単にスルーする訳なかったか――――
それにあくまでも『自分』をアピールするところも抜け目ない!
この状況をヤナセがどう切り抜けるか、固唾を飲んで見守ってしまう。
低くて艶っぽい声が、頭上から響いてきた。
この御声は、ヤナセ様――――!!
雲の隙間から神々しく射し込む光のような、安堵感が湧き上がる。
それもさり気なくフォローまでしてくれるなんて、本当に困った時のヤナセ様だわ!
ん――まさか、ここまで想定してファイルをセイジに頼んだのかな?
「はいっ! これですよね!」
一先ずここは余計なことを言わずに、さっさとファイルを渡してしまおう。
両手でファイルを持って、低姿勢でヤナセに差し出す。
「貴重なお昼休みに……雑事を頼んでしまい、失礼し致しました」
ヤナセはファイルを受け取りながらそう言って美しく微笑んでいるけど、その言葉の裏に沢山の意味が込められていそうで後ろめたくて笑顔を直視出来ない。
「いえ……滅相もございません」
ファイルを渡すと目を合わせないように深々とお辞儀をして、自分の席に急いで座った。
ドッキン! ドッキン! ドッキン!!
一気に高まった緊張感に脈が大きく打って、身体中に鳴り響く。
早く静まるようにゆっくりと息を吸おうとする横でジュリが
「え~! 何でコトミに頼むんですか~! 私も時間ありましたよ~!」
拗ねたように唇を尖らせて、また余計な詮索をしてくる。
やはりこの状況をジュリが簡単にスルーする訳なかったか――――
それにあくまでも『自分』をアピールするところも抜け目ない!
この状況をヤナセがどう切り抜けるか、固唾を飲んで見守ってしまう。

