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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目
「ね~コトミ。さっきの話本当なの?」

レッスン室に移動する途中、案の定――早速ジュリが詮索を開始してくる。

キタァァァ――!!

本当は違うとはいえ事情を知らないジュリからしたら、ヤナセ絡みのことは気になる所だろうけど、まさかレッスン前に聞かれるとは想像以上だ。

「え? さっきって?」

早くレッスン室にドロンしてしまおうと歩く速度を早めていくが、ジュリの方がタッパがある分、余り功を奏していないぽい。

「何ちょっと、すっと呆けてるのよ~! やっぱり何かあるんでしょう!」

「ないってば! レッスン前に緊張してるから、今はその話はなし!」

ジュリ相手にかなり強気で言い返した自分に、少し進歩出来たような気分になったけど、女豹ジュリがこれで簡単に引くことはなかった。

「ふぅ~ん。随分気合が入っているわねコトミ。じゃぁまた後でゆっくり教えてね~」

お洒落な柄でジェルネイルした指先をひらひら振りながら、ジュリは鼻歌交じりにレッスン室に向かっていく。

「なっ……」

腰を振って歩いていくジュリの背中を唖然として見送ってしまう。

本当にマイウェイだな~!
この際マイウェイ同士で、アラタとくっついてみないかしら?

ある意味面白い組み合わせになるような気がした。


カチャ――

静かにレッスン室のドアを開けて、中の様子を見ながらソロソロと入る。

まだ男性講師の方は来ていないようだ。

前回早々にローブに着替えてしまったから、今日はちゃんと基本的なレッスンを想定して、服を着替えたまま相手を待つ。

「初っ端からローブに着替えてたから、やる気満々に思ったのかな?」

アラタのレッスンを思い返し、どこから行動がおかしくなったのかを再度考えてみた。

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