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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー

「セイジ……あのね……」
「琴海。お願い」
セイジは有無を言わせぬ勢いで『甘えた』攻撃を仕掛けてきた。
わぁぁぁぁ~!!
これはキスするまで教室に戻れないぃぃぃ!
言われた通りキスするしかない……それもセイジが求めている答えも決まっている――――
「『キャンディキス』で……いい?」
「いいよ。丁度キャンディー食べているしね」
セイジはさも偶然そうに言ったけど、きっとここまで想定範囲だった気がする。
唇を突き出して恨めしそうにセイジを見上げると
「因みに飴が溶けきるまでね」
難題まで付け加えてきた。
「……セイジ」
「ヤナセ、心配するよ」
「うっ! 分かった……」
やっぱり一言何か言おうとしたけど、ここでヤナセの名前まで出されると、もうこれ以上何も言えない。
上目づかいでセイジを見ると優しい瞳で見詰め返される。
キュン――――
そう……初めて出会った時から、セイジは優しく見詰めていてくれてたよね。
スクールのエレベーターで出会った時のことを思い浮かべると、数か月前の出来事が凄く懐かしく思えた。
「セイジ、少ししゃがんで貰っていい?」
「うん」
頭一個分以上は高い背をセイジはキスがしやすい位置まで膝を曲げて屈むと、お互いの目線が平行になる。
「ふふふ、この体勢きついよね」
「ううん。大丈夫だよ……」
そう言ってセイジは微笑みながら、唇を軽く啄んできた。
「琴海。お願い」
セイジは有無を言わせぬ勢いで『甘えた』攻撃を仕掛けてきた。
わぁぁぁぁ~!!
これはキスするまで教室に戻れないぃぃぃ!
言われた通りキスするしかない……それもセイジが求めている答えも決まっている――――
「『キャンディキス』で……いい?」
「いいよ。丁度キャンディー食べているしね」
セイジはさも偶然そうに言ったけど、きっとここまで想定範囲だった気がする。
唇を突き出して恨めしそうにセイジを見上げると
「因みに飴が溶けきるまでね」
難題まで付け加えてきた。
「……セイジ」
「ヤナセ、心配するよ」
「うっ! 分かった……」
やっぱり一言何か言おうとしたけど、ここでヤナセの名前まで出されると、もうこれ以上何も言えない。
上目づかいでセイジを見ると優しい瞳で見詰め返される。
キュン――――
そう……初めて出会った時から、セイジは優しく見詰めていてくれてたよね。
スクールのエレベーターで出会った時のことを思い浮かべると、数か月前の出来事が凄く懐かしく思えた。
「セイジ、少ししゃがんで貰っていい?」
「うん」
頭一個分以上は高い背をセイジはキスがしやすい位置まで膝を曲げて屈むと、お互いの目線が平行になる。
「ふふふ、この体勢きついよね」
「ううん。大丈夫だよ……」
そう言ってセイジは微笑みながら、唇を軽く啄んできた。

