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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目

ラブカル講師になるには、かなりの女性経験がある人かと思っていたけど違ったようだ。
思えば若いナツも、そんなに経験があるようには思えないもんな。
採用する側も、きっと内底に眠っている資質を見極めているのだろう――――
そう思いたかった……。
女性経験が多ければいいっていうものでもないかもしれない。
大事なのは相手の立場になって、的確に温かく励ましていくことだと思うし。
「そうなんですか~。でも、私も付き合った人少ないですよ。ラブカルに通わなければ経験値低いままでしたもん」
今思うと本当にそうだ――。
結婚するまでに、もっと男性経験を積んでいたなら、もっと違う結果になっていたかも……。
でもセイジに出会えたから――そんなことも気にはならないでいられるのだ。
「コトミさん……」
似た者同士なのが胸に響いたのか、クニミツの目が少し潤んでいた。
あぁ~。
ピュアな人なんだろうな。
また何で講師になろうとしたんだろ?
これから色々聞くとしようかな。
何だか今日は、私の方が男性講師になった気分になる。
おずおずと近寄ってきたクニミツと、横並びにベッドに腰かけた。
「改めて二人っきりのレッスンとなると、緊張もしちゃいますよね」
相手の立場になった気持ちで話していくと、自分が生徒の時のことを思い出す。
ハヤトはさて置き、『スタンダードコース』ではセイジ、ヤナセ、コウセイ、マサキ、ナツと――
頑張ってスクールに通って来たことをたくさん励まして貰ったな……。
レッスンの時に掛けて貰った言葉が、自信がなかった私に勇気をくれた。
こうやってクニミツと話していくと、担当してくれた講師たちの思いが伝わってくるようだった。
思えば若いナツも、そんなに経験があるようには思えないもんな。
採用する側も、きっと内底に眠っている資質を見極めているのだろう――――
そう思いたかった……。
女性経験が多ければいいっていうものでもないかもしれない。
大事なのは相手の立場になって、的確に温かく励ましていくことだと思うし。
「そうなんですか~。でも、私も付き合った人少ないですよ。ラブカルに通わなければ経験値低いままでしたもん」
今思うと本当にそうだ――。
結婚するまでに、もっと男性経験を積んでいたなら、もっと違う結果になっていたかも……。
でもセイジに出会えたから――そんなことも気にはならないでいられるのだ。
「コトミさん……」
似た者同士なのが胸に響いたのか、クニミツの目が少し潤んでいた。
あぁ~。
ピュアな人なんだろうな。
また何で講師になろうとしたんだろ?
これから色々聞くとしようかな。
何だか今日は、私の方が男性講師になった気分になる。
おずおずと近寄ってきたクニミツと、横並びにベッドに腰かけた。
「改めて二人っきりのレッスンとなると、緊張もしちゃいますよね」
相手の立場になった気持ちで話していくと、自分が生徒の時のことを思い出す。
ハヤトはさて置き、『スタンダードコース』ではセイジ、ヤナセ、コウセイ、マサキ、ナツと――
頑張ってスクールに通って来たことをたくさん励まして貰ったな……。
レッスンの時に掛けて貰った言葉が、自信がなかった私に勇気をくれた。
こうやってクニミツと話していくと、担当してくれた講師たちの思いが伝わってくるようだった。

