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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目

クニミツは手の甲に爪の痕が付きそうなくらい強く手を組んで、脚にグッと押し付けている。
「はい……。研修もしてきて、頭では理解しているつもりなんですけど、いよいよ実践のレッスンになったら凄く緊張してしまって……」
根の真面目さからか、元塾講師だからか、緊張しながらもちゃんと自分の気持ちを素直に言えているのは好印象だった。
あとでちゃんと報告しておこうっと!
「そりゃ緊張すると思いますよ。仕事とはいえ付き合っている訳でもない女性と……」
『セックス』と続けようとしたが、一旦言葉を詰まらせてしまう。
しまった……
改めて言うと恥ずかしい。
でも私も講師なのだから、ここはヤナセみたいにしれっと言ってクニミツにも慣れて貰おう!
「……セ、セックスしなきゃですもんね。普通ならそんなシチュエーション早々ないですもん」
何とか言いきったけど、最初少しどもってしまった。
「そうなんです。周りの友人で遊んでいる奴もいたけど、自分は大学時代からずっと付き合ってきた彼女だけだったので……」
クニミツはそんな些細なことを気にする様子もなく小さく頷き返してきて、正直に自身の女性経験を語ってくれたけど、その彼女のことを思い出したのか急に口を噤んだ。
きっと何か事情があって別れたのかもしれない――。
ラブカル講師になるには、妻帯者、彼女持ちは講師にはなれないのだから。
こういう時突っ込んで聞いていいのかな……。
クニミツが話してフラットになれるのかまだ分からないから、ここは無難に話題を変えてみることにする。
「はい……。研修もしてきて、頭では理解しているつもりなんですけど、いよいよ実践のレッスンになったら凄く緊張してしまって……」
根の真面目さからか、元塾講師だからか、緊張しながらもちゃんと自分の気持ちを素直に言えているのは好印象だった。
あとでちゃんと報告しておこうっと!
「そりゃ緊張すると思いますよ。仕事とはいえ付き合っている訳でもない女性と……」
『セックス』と続けようとしたが、一旦言葉を詰まらせてしまう。
しまった……
改めて言うと恥ずかしい。
でも私も講師なのだから、ここはヤナセみたいにしれっと言ってクニミツにも慣れて貰おう!
「……セ、セックスしなきゃですもんね。普通ならそんなシチュエーション早々ないですもん」
何とか言いきったけど、最初少しどもってしまった。
「そうなんです。周りの友人で遊んでいる奴もいたけど、自分は大学時代からずっと付き合ってきた彼女だけだったので……」
クニミツはそんな些細なことを気にする様子もなく小さく頷き返してきて、正直に自身の女性経験を語ってくれたけど、その彼女のことを思い出したのか急に口を噤んだ。
きっと何か事情があって別れたのかもしれない――。
ラブカル講師になるには、妻帯者、彼女持ちは講師にはなれないのだから。
こういう時突っ込んで聞いていいのかな……。
クニミツが話してフラットになれるのかまだ分からないから、ここは無難に話題を変えてみることにする。

