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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目

クニミツは小さく笑うと、話を続けた――――。
「自分には勿体ないくらいの女性だったんです。綺麗で優しくて……。大学卒業して同じ会社に勤めることも出来たんです」
「へぇ~それは凄いね」
「はい……。自分が会社で責任ある立場になれたら、彼女にプロポーズしようと思っていたんですけど……」
「うん……」
多分――余り良くない結果を聞かされる予感。
「自分がノロノロしている間に……会社でも有能な奴が彼女に猛烈にアプローチしていたみたいで、突然別れを切り出されたんです」
「うん……」
やはりかなりヘビーそうな内容だ。
「奥手な自分でも、その時は少し粘ったんですけど、決定打を突き付けられてしまって……それ以上何も言えなくて別れたんです」
「そっか……決定打って、聞かない方が良いよね?」
人の良いクニミツの自慢だったであろう彼女から、止めを刺された言葉は相当辛い言葉なような気がする。
これ以上クニミツの傷を抉る必要はないだろうと思って、話を終わらせるつもりでいたら――――
「いえ、寧ろ聞いて貰えますか。実は女性にこの話をするのは初めてなんです」
「そ、そうなの?」
「はい……。その彼女のことがトラウマになっていたので、ずっと女性に心を開けなくなっていたんですけど、このままじゃいけないと思うので……レッスン前にコトミさんには聞いて欲しいと思うんですが、駄目でしょうか?」
遠慮がちな口調ながらも、クニミツの目からは強い決意を感じた。
「自分には勿体ないくらいの女性だったんです。綺麗で優しくて……。大学卒業して同じ会社に勤めることも出来たんです」
「へぇ~それは凄いね」
「はい……。自分が会社で責任ある立場になれたら、彼女にプロポーズしようと思っていたんですけど……」
「うん……」
多分――余り良くない結果を聞かされる予感。
「自分がノロノロしている間に……会社でも有能な奴が彼女に猛烈にアプローチしていたみたいで、突然別れを切り出されたんです」
「うん……」
やはりかなりヘビーそうな内容だ。
「奥手な自分でも、その時は少し粘ったんですけど、決定打を突き付けられてしまって……それ以上何も言えなくて別れたんです」
「そっか……決定打って、聞かない方が良いよね?」
人の良いクニミツの自慢だったであろう彼女から、止めを刺された言葉は相当辛い言葉なような気がする。
これ以上クニミツの傷を抉る必要はないだろうと思って、話を終わらせるつもりでいたら――――
「いえ、寧ろ聞いて貰えますか。実は女性にこの話をするのは初めてなんです」
「そ、そうなの?」
「はい……。その彼女のことがトラウマになっていたので、ずっと女性に心を開けなくなっていたんですけど、このままじゃいけないと思うので……レッスン前にコトミさんには聞いて欲しいと思うんですが、駄目でしょうか?」
遠慮がちな口調ながらも、クニミツの目からは強い決意を感じた。

