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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目

「そんなことないよ。気持ち凄く解る……」
クニミツの話を聞いている内に、さっきの胸が騒がしくなった理由が分かった気がする。
多分私たちは――形は違えども根っこの部分が似ているんだ。
特に何の取り柄もなく生きてきた私は、自分に自信が持てなかった。
お見合いで結婚した元旦那とも上手くいかなくて、沢山現実逃避していたと思う。
もし……ラブカルでセイジと再会していなかったら、私今頃どうしていたのかな――――?
クニミツと同じく目の前のことが受け止めきれずに、逃げ出していたかもしれない。
「……ありがとうございます。この話を女性にしたら、呆れられるかと正直思っていました」
「う~ん……それは人の捉え方だから、男女は関係ないと思うよ」
「あぁ……そうですよね。すみません」
「ううん」
彼女に別れを切り出されてから、クニミツは相手より自分を責めたんじゃないかな?
『自分がもっとしっかりしていれば』――――
『早くプロポーズしておけば』――――
自虐的な言葉をいっぱい並びたてて、現実を受け止めようとしたかもしれない。
余り自分を責めるのは良くないと聞くけど、真面目なクニミツなら自己嫌悪に陥りそうだ。
ポジティブなアラタとはまた違ったこの性格が、講師として何かしら役立ってくれることを願わずにはいられなかった。
クニミツの話を聞いている内に、さっきの胸が騒がしくなった理由が分かった気がする。
多分私たちは――形は違えども根っこの部分が似ているんだ。
特に何の取り柄もなく生きてきた私は、自分に自信が持てなかった。
お見合いで結婚した元旦那とも上手くいかなくて、沢山現実逃避していたと思う。
もし……ラブカルでセイジと再会していなかったら、私今頃どうしていたのかな――――?
クニミツと同じく目の前のことが受け止めきれずに、逃げ出していたかもしれない。
「……ありがとうございます。この話を女性にしたら、呆れられるかと正直思っていました」
「う~ん……それは人の捉え方だから、男女は関係ないと思うよ」
「あぁ……そうですよね。すみません」
「ううん」
彼女に別れを切り出されてから、クニミツは相手より自分を責めたんじゃないかな?
『自分がもっとしっかりしていれば』――――
『早くプロポーズしておけば』――――
自虐的な言葉をいっぱい並びたてて、現実を受け止めようとしたかもしれない。
余り自分を責めるのは良くないと聞くけど、真面目なクニミツなら自己嫌悪に陥りそうだ。
ポジティブなアラタとはまた違ったこの性格が、講師として何かしら役立ってくれることを願わずにはいられなかった。

