この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目
驚く私にクニミツは至極、真剣な顔で頷く。

「はい……本当に基本的なことなんですけど、それでも細かい項目が記されていますよね。書かれていることは男性講師として生徒への配慮ですが、文面を通してコトミさんが色んなこと乗り越えて来たのが少し見えてきた気がしたんです」

「クニミツさん……」

「本当に女性講師になるまでの道程って、大変なことだなって……。だから自分ももっと頑張っていこうと思えたんです」

そう言ってやっと私の方を向いたクニミツの瞳には、慈しみに満ちていた。

私は感動した――――。

確かにまだまだなことは沢山あるとしても、この勤勉さと理解力はきっと講師として大きな糧となるに違いない。

流石ラブカルスカウトマンに声を掛けられただけあると、しみじみと実感した。

「クニミツさん、凄いですね!」

感動の余りクニミツの手を取り、目を輝かせて顔を見詰める。

「わっ! コトミさん!?」

途端クニミツの顔は、真っ赤になった。

う~ん、まだ初心なところはちょっと心配だけど、これからレッスンを重ねていけば慣れてくるだろう。

「クニミツさんは、きっと素晴らしい講師になれると思います!」

心の底から本気で言うと、クニミツは更に顔を赤らめた。

「あ、ありがとう……ございます。ご期待に応えられるように頑張ります」

謙虚なところがまた好感度が高い。

クニミツの爪の垢をアラタに飲ませたいぐらいだ。

もしかしたら二人が同期で一緒にいるのも、意図的に組み合わせられたようにすら思えてしまった。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ