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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目

驚く私にクニミツは至極、真剣な顔で頷く。
「はい……本当に基本的なことなんですけど、それでも細かい項目が記されていますよね。書かれていることは男性講師として生徒への配慮ですが、文面を通してコトミさんが色んなこと乗り越えて来たのが少し見えてきた気がしたんです」
「クニミツさん……」
「本当に女性講師になるまでの道程って、大変なことだなって……。だから自分ももっと頑張っていこうと思えたんです」
そう言ってやっと私の方を向いたクニミツの瞳には、慈しみに満ちていた。
私は感動した――――。
確かにまだまだなことは沢山あるとしても、この勤勉さと理解力はきっと講師として大きな糧となるに違いない。
流石ラブカルスカウトマンに声を掛けられただけあると、しみじみと実感した。
「クニミツさん、凄いですね!」
感動の余りクニミツの手を取り、目を輝かせて顔を見詰める。
「わっ! コトミさん!?」
途端クニミツの顔は、真っ赤になった。
う~ん、まだ初心なところはちょっと心配だけど、これからレッスンを重ねていけば慣れてくるだろう。
「クニミツさんは、きっと素晴らしい講師になれると思います!」
心の底から本気で言うと、クニミツは更に顔を赤らめた。
「あ、ありがとう……ございます。ご期待に応えられるように頑張ります」
謙虚なところがまた好感度が高い。
クニミツの爪の垢をアラタに飲ませたいぐらいだ。
もしかしたら二人が同期で一緒にいるのも、意図的に組み合わせられたようにすら思えてしまった。
「はい……本当に基本的なことなんですけど、それでも細かい項目が記されていますよね。書かれていることは男性講師として生徒への配慮ですが、文面を通してコトミさんが色んなこと乗り越えて来たのが少し見えてきた気がしたんです」
「クニミツさん……」
「本当に女性講師になるまでの道程って、大変なことだなって……。だから自分ももっと頑張っていこうと思えたんです」
そう言ってやっと私の方を向いたクニミツの瞳には、慈しみに満ちていた。
私は感動した――――。
確かにまだまだなことは沢山あるとしても、この勤勉さと理解力はきっと講師として大きな糧となるに違いない。
流石ラブカルスカウトマンに声を掛けられただけあると、しみじみと実感した。
「クニミツさん、凄いですね!」
感動の余りクニミツの手を取り、目を輝かせて顔を見詰める。
「わっ! コトミさん!?」
途端クニミツの顔は、真っ赤になった。
う~ん、まだ初心なところはちょっと心配だけど、これからレッスンを重ねていけば慣れてくるだろう。
「クニミツさんは、きっと素晴らしい講師になれると思います!」
心の底から本気で言うと、クニミツは更に顔を赤らめた。
「あ、ありがとう……ございます。ご期待に応えられるように頑張ります」
謙虚なところがまた好感度が高い。
クニミツの爪の垢をアラタに飲ませたいぐらいだ。
もしかしたら二人が同期で一緒にいるのも、意図的に組み合わせられたようにすら思えてしまった。

