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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目

クニミツの手に握る肩越しに、時計が視界に入ってくる。
時計の長針は、かなり進んでいた。
「あ、クニミツさん! 時間がなくなるので、そろそろレッスン始めましょうか!」
「すみません! もうこんなに時間が経ってしまっていたんですね。自分喋り過ぎました」
時間を確認したクニミツは、驚いてベッドから跳ねるように立ち上がる。
「いえいえ、私も時間のことすっかり失念してました。急いで着替えてきますね」
「はい、自分も急ぎます!」
感動したのも束の間――――私たちは大慌てで更衣室に駆け込んでいった。
多分最速で着替えたと思う。
脱いだ服もハンガーに掛けずに、ロッカーに放り込む。
バッタ――ン!!
「お待たせしました!」
「すみません!」
私とクニミツは同時にドアを開け放った。
目を合わせた私たちは、お互いの慌てっぷりに苦笑する。
初日では余裕がなかったけど、改めてクニミツのローブ姿を見ると、他の講師に比べて筋肉質ではないけれど背丈もあるからかスタイルは悪くない。
私の視線に気付いたのか、クニミツは胸元で手をクロスさせて
「筋トレ頑張ってはいるんですけど、普段余り運動していなかったので、そんな筋肉が出来ていなくって」
恥ずかしそうに言ってくる。
そんな女子みたいに恥じらわなくても……。
自信満々だったアラタの後のせいか、ギャップが面白い。
「ふふ、筋肉を付けて行くのも大変ですよね」
「はい、周りの方々を見ていると逞しくてカッコいいなと思います。特にワタリさんの見事な筋肉とか見ていると憧れます」
いや、筋肉の塊のワタリを基準値にしない方がいいと思うんですけど~。
――とは言えず、ここはスルーしておくことにした。
時計の長針は、かなり進んでいた。
「あ、クニミツさん! 時間がなくなるので、そろそろレッスン始めましょうか!」
「すみません! もうこんなに時間が経ってしまっていたんですね。自分喋り過ぎました」
時間を確認したクニミツは、驚いてベッドから跳ねるように立ち上がる。
「いえいえ、私も時間のことすっかり失念してました。急いで着替えてきますね」
「はい、自分も急ぎます!」
感動したのも束の間――――私たちは大慌てで更衣室に駆け込んでいった。
多分最速で着替えたと思う。
脱いだ服もハンガーに掛けずに、ロッカーに放り込む。
バッタ――ン!!
「お待たせしました!」
「すみません!」
私とクニミツは同時にドアを開け放った。
目を合わせた私たちは、お互いの慌てっぷりに苦笑する。
初日では余裕がなかったけど、改めてクニミツのローブ姿を見ると、他の講師に比べて筋肉質ではないけれど背丈もあるからかスタイルは悪くない。
私の視線に気付いたのか、クニミツは胸元で手をクロスさせて
「筋トレ頑張ってはいるんですけど、普段余り運動していなかったので、そんな筋肉が出来ていなくって」
恥ずかしそうに言ってくる。
そんな女子みたいに恥じらわなくても……。
自信満々だったアラタの後のせいか、ギャップが面白い。
「ふふ、筋肉を付けて行くのも大変ですよね」
「はい、周りの方々を見ていると逞しくてカッコいいなと思います。特にワタリさんの見事な筋肉とか見ていると憧れます」
いや、筋肉の塊のワタリを基準値にしない方がいいと思うんですけど~。
――とは言えず、ここはスルーしておくことにした。

