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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目
レッスン開始からもう三十分は経過しているから、余り無駄話も出来ない。

「えっと、クニミツさんレッスンの流れは大体解りますか?」

「はい! それも何度も予習してきました」

復習だけじゃなく予習までしたんだ。

偉いけど、形から入るタイプかな?

「私もまだ講師としては慣れていませんが、こうしたほうが良いかな~って思うこととかあったら、伝えていきますね」

「はい! 何卒宜しくお願い致します」

クニミツは太腿の脇に真っ直ぐ伸ばした手を当てて、最敬礼でお辞儀してくる。

うん……この実直さは良いんだけど、色気にはかけるな。

これから格闘技でもするみたいな気分になってきた。

「じゃぁ……始めましょうか」

「はい!」

気合の入った返事に、クニミツの緊張が伝わってくる。

若干不安もあるが、前回みたいな先が読めないレッスンにはならないだろう。

指先で顎を掻きながら、ベッドに乗ろうと歩きだした瞬間――――

「コトミさん!」

「へっ!?」

クニミツの腕が背後から真っ直ぐ伸びてきて胸元に巻き付き――――

一気に抱き寄せられた。

奥手かと思ったら、結構大胆!?

突然何事かと思ってクニミツの顔を見ようとしたけど、腕の力は思いのほか強くて身動きが取れない。

「クニミツさん?」

「……ぅ……」

クニミツに呼び掛けてみると、何やら呟いているのが聞こえた。

型に嵌っていそうイメージのクニミツだったが、予想外の動きに少し様子を見ることにする。

力いっぱい抱き締めてくる腕は、太くはないけど結構逞しく感じた。

ドックン! ドックン!

背中にクニミツの心音が大きく響いてくる。

クニミツの緊張と体温がローブ越しに伝わってきて、心なしか私の身体も熱くなってきた。 

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