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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目
「クニミツさん……どうしたんですか?」

確かにレッスンには、ドキドキときめかせるような演出も必要だと思うけど、さっきまでとはギャップがあり過ぎて、別の意味でドキドキする。

クニミツは抱き締める腕の力を込めていく。

これはこれで、生徒には効果的なのかもしれない。

そういえば私もコウセイから、言葉で伝えられなくても『ぎゅうぅ』と抱き締めるだけでも気持ちが伝わることあるって教えて貰って、元旦那に後ろから抱き付いてみたこともあったな~。

抱き締められながら、過去のことを懐かしく思い出していると

「ここに来る途中で……教えて貰ったんです」

「え? 教えてくれたって……」

「自分が凄く緊張した顔で歩いていたみたいで、通りすがりに心配して声を掛けてくれたんです……コウセイさんが」

「あっ……だから」

クニミツは、この行動の理由は――――コウセイが絡んでいた!!

「相手にもだけど、自分が緊張している時にも有効だからって、力いっぱい抱き締めてみなと言われまして」

「うん」

「ただ一つだけ、抱き締める時の注意点があったんです」

「注意点? そんなのあるの?」

注意点があるなんて初めて聞いた。

羽交い絞めにするな――とかかと思ったら――――

「抱き締める時に……『ぎゅうぅ~』だけは言うなって、これは特別だから黙って抱き締めるように言われたんです」

「はいっ!?」

ちょっとぉぉぉ~!!
コウセ――イ!!
新人に、何ちゅうこと教えているのよ~!

どうやら『ぎゅうぅ~』は、コウセイの専売特許にしているようだ。

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