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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目

「わぁ~! すみません!」
「……ううん……こちらこそ失礼しました」
落ちたと言っても数センチ。
だけど反動で膝が曲がり、クニミツの胸の中に顔が埋もれてしまった。
クニミツは私の肩に手を添えて傾いた体勢を元に戻してくれた。
「いえ、自分の行動が遅いからですよね。わざわざコトミさんに、こんなことまでさせてしまって、本当にすみません」
私からキスさせるまでしたことをクニミツは本当に申し訳なく思ったのか、肩を掴んでいる手に力が込められる。
「う、ううん……普段とレッスンは別物だから、まだ勝手が分かりにくいよね。キスからでもいいし、クニミツが予習してきた通りの流れでもいいから」
更に時間もなくなってきている。
この際マニュアル通りでもいいから、レッスンを終わらせてしまうことが先決だと思って、クニミツに助言してみると――――
「コトミさん……ありがとう……」
少し声を震わせたクニミツの顔が、静かに私に近付いてきた。
顔を傾けたクニミツの鼻先が、私の頬に微かに当たる。
あ……これは――――
「クニミ……」
言い掛けた名前は、本人の唇で遮られた――――。
軽く、そっと重ねるだけのキスがクニミツらしくて、くすぐったく感じる。
やっとレッスンが始まる安堵感に、胸を撫でる思いで目を閉じていく。
唇を重ねたまま、お互い足並みをそろえて一歩ずつゆっくりとベッドに向かって下がりだし――
ポフン……
私の腰がベッドに当たると、クニミツの腕が背中に回り、抱えられながらベッドの上に仰向けになった。
「……ううん……こちらこそ失礼しました」
落ちたと言っても数センチ。
だけど反動で膝が曲がり、クニミツの胸の中に顔が埋もれてしまった。
クニミツは私の肩に手を添えて傾いた体勢を元に戻してくれた。
「いえ、自分の行動が遅いからですよね。わざわざコトミさんに、こんなことまでさせてしまって、本当にすみません」
私からキスさせるまでしたことをクニミツは本当に申し訳なく思ったのか、肩を掴んでいる手に力が込められる。
「う、ううん……普段とレッスンは別物だから、まだ勝手が分かりにくいよね。キスからでもいいし、クニミツが予習してきた通りの流れでもいいから」
更に時間もなくなってきている。
この際マニュアル通りでもいいから、レッスンを終わらせてしまうことが先決だと思って、クニミツに助言してみると――――
「コトミさん……ありがとう……」
少し声を震わせたクニミツの顔が、静かに私に近付いてきた。
顔を傾けたクニミツの鼻先が、私の頬に微かに当たる。
あ……これは――――
「クニミ……」
言い掛けた名前は、本人の唇で遮られた――――。
軽く、そっと重ねるだけのキスがクニミツらしくて、くすぐったく感じる。
やっとレッスンが始まる安堵感に、胸を撫でる思いで目を閉じていく。
唇を重ねたまま、お互い足並みをそろえて一歩ずつゆっくりとベッドに向かって下がりだし――
ポフン……
私の腰がベッドに当たると、クニミツの腕が背中に回り、抱えられながらベッドの上に仰向けになった。

