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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目
しまった、時間を気にする余りに自分で解こうとしてしまったけど、ここはクニミツに脱がせて貰った方がいいだろう。

「はいっ! お願いします!」

快くお願いしたつもりが、クニミツはハッと我に返った表情になり、顔を赤らめて恥じらいだす。

「あ……すみません。自分もローブを脱がせてみたかったので……」

「……そうですか……」

何だろう……あれかな?

時代劇にある「あ~れ~」って、帯をグルグル解きたいシンドロームとか?

「どうぞ、どうぞ! 一気にシュルリと解いて下さいませ!」

お茶でも勧めるみたいに指を揃えた手を紐に向ける。

「はい! ではお言葉に甘えて」

それに対してクニミツは、風呂敷の包みを解くかのように、両手で上品に結び目を解きだした。

物静かに紐が解かれると、クニミツが瞳が輝いて

「おぉぉぉっ!!」

かなり感動している。

紐解くのって、そんなに珍しいことなのかな?

「慣れてくると、行為をしながら片手でさり気なく解けるようになると思うよ」

寧ろそうして、欲しい――――。

「はいっ! そうですよね。ヤナセさんくらいスマートに解かないとですよね!」

「うん……他の先輩講師もスマートに解くから、聞いてみたら?」

いや!
ヤナセは何をやらせても神業だから!!

基準値にさせちゃいけないと、他の講師をダシに使ってしまう。

クニミツは紐を握ったまま私のアドバイスに頷くと

「はい、後で先輩方に伺ってみます。それにしても、こうしていると本当にラブカルの講師になったんだと実感が湧いてきますね」

「え……そう?」

クニミツのラブカル講師にイメージって、一体――。

ローブの紐の余韻に浸っているクニミツを見上げながら、そっとローブの袖から腕を抜いておいた。

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