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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー
飴は少しずつ小さくなってきているのが分かったけど、まだ完全にはなくならない。

これくらい小さくなれば、もういいんじゃないかな?

そろそろ引き時だと思って舌を戻して離れようとしたら――――

「ふぅんっ……んんっ!」

セイジの舌がガッチリと私の舌をホールドしてきた。

抜けないぃぃぃ!!

慌てて身体を離そうとして肩に乗せた手に力を入れたら、それ以上に腰に回された腕に力が込められる。

片方の手が背中を上ってきて、後頭部を押さえて頭が動かないように固定までされた。

ちょ、ちょっと――セイジ!

「ふごっ! ふむぅぅぅ!」

呼び掛けたくても息すら吐き出せなくて、口の中に空気がこもって頬が膨らむだけだった。

まるで腕の中で溺れているみたいになっている私の舌をセイジは容赦なく練り始める。

セイジとの舌の間で激しく転がされたキャンディーは、瞬く間に液体と化していく。

なくなった! なくなったんですけど!?

「ふぐぅっ! んっぐぅぅぅっ!」

必死に訴えかけてもセイジは溶けたキャンディーの代わりのように私の舌を練り飴みたいに変形させていき、唾液で薄まったさくらんぼの甘酸っぱさが口いっぱいに広がり鼻腔を衝いてくる。

「んっ……ふっ……」

口中を満遍なくくすぐられて、身体は縛られるように拘束されて――

セイジの感触を刻まれていく感覚に頭の芯が溶けそうだ。

ドックン、ドックンと下腹部が疼き出し、異様に熱くなってきた。

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