この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー

甘く……あまぁく……蕩かされて――――
セイジの腕と胸の中に包み込まれた自分が『キャンディー』になったみたいだった。
クチュ……チュ……
絡まった舌が解けて、唇がゆっくりと解放される。
密着していた膨らみがプルンと小さく揺れた。
「うふっ……あっ……」
お互いを繋げるように引いた透明な糸は糖分を含んでいるせいか簡単には切れなくて、それが妙に嬉しく思えた。
「はぁ……はぁ……」
「琴海……苦しかった?」
こもっていた息を一気に開放して呼吸が荒くなっていると、セイジは艶っぽい瞳で見詰めながら親指で濡れた唇を拭ってくる。
「うん、ちょっと激しかったから……鼻から息が抜けきれなくて……」
「あはは、そっか。ゆっくり整えて」
顔を紅潮させている私にセイジは優しく微笑み掛けてくれたけど、親指で切れてしまった糸に胸が小さく締め付けられた。
「うん……」
早く教室に戻らなきゃと思っていたのに実際離れてしまうと、やっぱり寂しくなった。
しっかりしケジメを付けていこうと思った矢先に、セイジによって脆くもキャンディーの如く決意が溶解される羽目になるとは青天の霹靂だわ。
曇った表情になった私にセイジは
「大丈夫だよ。ヤナセには俺から言っておくから」
どうやらヤナセに何か言われないか心配しているように思ったようで、安心させるようにポンポンと背中を軽く叩く。
「うん、ありがとう。じゃぁ教室に戻るね」
セイジの気持ちを無碍には出来ず、小さく笑いながらお礼を言った。
セイジの腕と胸の中に包み込まれた自分が『キャンディー』になったみたいだった。
クチュ……チュ……
絡まった舌が解けて、唇がゆっくりと解放される。
密着していた膨らみがプルンと小さく揺れた。
「うふっ……あっ……」
お互いを繋げるように引いた透明な糸は糖分を含んでいるせいか簡単には切れなくて、それが妙に嬉しく思えた。
「はぁ……はぁ……」
「琴海……苦しかった?」
こもっていた息を一気に開放して呼吸が荒くなっていると、セイジは艶っぽい瞳で見詰めながら親指で濡れた唇を拭ってくる。
「うん、ちょっと激しかったから……鼻から息が抜けきれなくて……」
「あはは、そっか。ゆっくり整えて」
顔を紅潮させている私にセイジは優しく微笑み掛けてくれたけど、親指で切れてしまった糸に胸が小さく締め付けられた。
「うん……」
早く教室に戻らなきゃと思っていたのに実際離れてしまうと、やっぱり寂しくなった。
しっかりしケジメを付けていこうと思った矢先に、セイジによって脆くもキャンディーの如く決意が溶解される羽目になるとは青天の霹靂だわ。
曇った表情になった私にセイジは
「大丈夫だよ。ヤナセには俺から言っておくから」
どうやらヤナセに何か言われないか心配しているように思ったようで、安心させるようにポンポンと背中を軽く叩く。
「うん、ありがとう。じゃぁ教室に戻るね」
セイジの気持ちを無碍には出来ず、小さく笑いながらお礼を言った。

