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ラブカルチャースクール 3
第13章 I Lesson 3回目
クニミツとのレッスンは大したことしていないのに、精神的に疲れていたのか思った以上に足取りが重かった。

それでも予定より早めに終わっていたからか教室に戻ると誰も居なくて、私が一番のりのようだ。

「まだ皆、レッスン中か……」

立て続けに二人も射精してしまった自分のレッスン――――。

其々の状況があったとはいえ、こう続くと少しは凹む……。

他の三人のレッスンって、どんな感じなんだろ――?

見学させて貰いたい気分になる。

折角仲間がいるのだから、情報交換とかしてみたい。

でもこういう内容を気さくに話してくれそうなのって――――

「ジュリかな?」

でも研修だから案外カレンやサナとか、真剣に意見を述べてくれそうな気もするんだけど。

「どうだろうな~」

自分の席に座って、一人でぼやきながら机の上に俯せるように伸びをしていると――――

「どうか……されましたか?」

ん……この声――――

「わぁぁぁ! ヤナセさん!」

「クス……そんなに驚いて頂けるほど、物珍しくはないですよ」

あぁ~この『クス……』と独特のイントネーションを聞くと、ドキドキするけどホッとする~。

まるで故郷にでも帰ってきたような安堵感が込み上げてきた。

「……いえ、物珍しいですけど」

「はい?」

「あっ、何でもないです! それより非常ボタン押してしまって、すみませんでした」

頭を下げようと立ち上がろうとしたら急にヤナセが接近して来たので、椅子との幅が近すぎて、浮かせたお尻が再び椅子に着座した。

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