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ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び
「すみませんっ! 大丈夫です! 寧ろ少し早めに歩きませんか?」

ゆっくり歩くと公然『羞恥プレイ』が長引くだけだ。

これは早歩きして貰った方が、良いかもしれない。

「ですが……お疲れのようですので、ご無理されない方が良いかと……」

「いえ、もっと体力付けないといけないですからね。これからもっとハードな研修が待っていますし」

羞恥プレイから早く逃れたくて勢いで言ってしまっただけなのに、瞬間ヤナセは目を細めて少し物悲し気な表情になった。

あ……研修がキツイことをヤナセは気にしているのに、ウッカリ要らんことを言ってしまった――――。

「心強いですけど……余りご無理をなされないで下さいね」

「はい……あ、えっと……お忍びって何処で何をするのでしょうか?」

申し訳なさそうに言ってくるヤナセに更に申し訳なくなって、結局『お忍び』に話題を振ってしまう。

ご主人様の機嫌を伺うワンコみたいに見上げると、ヤナセは綺麗な顔を柔らかく綻ばせて行先を指差す。

「もう直ぐ……目的地です。懐かしくないですか?」

「え……懐かしい?――あぁっ!」

ヤナセのヒントに、ようやく私は見知った風景を思い出した。

お忍び先はスクールから向かったのは数回しかなかったのと時間帯のせいか、周りの光景のイメージが違って見える。

「私ったら……数か月前まで通っていたのに」

「クス……琴海さんが行ったら、きっと凄く喜ぶかと」

「あはは! ですかね~。だと嬉しいですけど」


ワクワクと胸を高鳴らせながら歩くこと、数分後――――

私たちは、目的地に到着した。

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