この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び
「ふふっ、素敵な恋でもしているのかしら~?」

「えっ……それは、ちょっと……」

うわぁぁぁ~!!
奥さん、鋭過ぎる――――!!

それもヤナセの前で、恋バナネタを振らないで下さい!!

今ヤナセがどんな顔をしているか気になったけど、怖くて見られない……。

だけどヤナセは――

「クス……そうかも、しれませんね」

「あら~」

「っ!?」

奥さんの恋バナネタに意味深に答えて、何でもなさそうに悠然と微笑んでいる。

ヤナセ様ぁぁぁ――――!!
どういう意味でしょうかぁぁぁ――――!?

口を半開きにしてワナワナしている私に、ヤナセはニッコリ微笑んで

「琴海さん……奥の席に座りましょうか」

いつもの四天王席に綺麗に揃えた指を向けた。

「はい……」

脈を倍速にしながら、ヤナセの後に付いていく。

テーブルに着くと向かいに座ったヤナセが、メニューを広げて差し出してくれた。

「ご夕飯は……スクールで皆さんと、食べると思いますので……軽めにしておきますか?」

末尾に『お嬢様』とか付けられたら、完璧に執事みたいだ。

気遣ってくれているヤナセに、そんな妄想を膨らませてしまう。

「はい、折角なんで奥さんの手作りのものをたべたいかなと」

「クス……そうですよね。私も何か……頂こうかと思います」

ヤナセは優しく笑んで、首を少し傾ける。

艶やかな笑顔とサラッと揺れる髪の色っぽさに、それだけで「ごちそうさまでした!」と言ってしまいそうになった。

何気ない仕草なのにヤナセがするだけで威力が倍増するのは、これも『ヤナセ様』故だろうか――――。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ