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ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び

「ふふっ、素敵な恋でもしているのかしら~?」
「えっ……それは、ちょっと……」
うわぁぁぁ~!!
奥さん、鋭過ぎる――――!!
それもヤナセの前で、恋バナネタを振らないで下さい!!
今ヤナセがどんな顔をしているか気になったけど、怖くて見られない……。
だけどヤナセは――
「クス……そうかも、しれませんね」
「あら~」
「っ!?」
奥さんの恋バナネタに意味深に答えて、何でもなさそうに悠然と微笑んでいる。
ヤナセ様ぁぁぁ――――!!
どういう意味でしょうかぁぁぁ――――!?
口を半開きにしてワナワナしている私に、ヤナセはニッコリ微笑んで
「琴海さん……奥の席に座りましょうか」
いつもの四天王席に綺麗に揃えた指を向けた。
「はい……」
脈を倍速にしながら、ヤナセの後に付いていく。
テーブルに着くと向かいに座ったヤナセが、メニューを広げて差し出してくれた。
「ご夕飯は……スクールで皆さんと、食べると思いますので……軽めにしておきますか?」
末尾に『お嬢様』とか付けられたら、完璧に執事みたいだ。
気遣ってくれているヤナセに、そんな妄想を膨らませてしまう。
「はい、折角なんで奥さんの手作りのものをたべたいかなと」
「クス……そうですよね。私も何か……頂こうかと思います」
ヤナセは優しく笑んで、首を少し傾ける。
艶やかな笑顔とサラッと揺れる髪の色っぽさに、それだけで「ごちそうさまでした!」と言ってしまいそうになった。
何気ない仕草なのにヤナセがするだけで威力が倍増するのは、これも『ヤナセ様』故だろうか――――。
「えっ……それは、ちょっと……」
うわぁぁぁ~!!
奥さん、鋭過ぎる――――!!
それもヤナセの前で、恋バナネタを振らないで下さい!!
今ヤナセがどんな顔をしているか気になったけど、怖くて見られない……。
だけどヤナセは――
「クス……そうかも、しれませんね」
「あら~」
「っ!?」
奥さんの恋バナネタに意味深に答えて、何でもなさそうに悠然と微笑んでいる。
ヤナセ様ぁぁぁ――――!!
どういう意味でしょうかぁぁぁ――――!?
口を半開きにしてワナワナしている私に、ヤナセはニッコリ微笑んで
「琴海さん……奥の席に座りましょうか」
いつもの四天王席に綺麗に揃えた指を向けた。
「はい……」
脈を倍速にしながら、ヤナセの後に付いていく。
テーブルに着くと向かいに座ったヤナセが、メニューを広げて差し出してくれた。
「ご夕飯は……スクールで皆さんと、食べると思いますので……軽めにしておきますか?」
末尾に『お嬢様』とか付けられたら、完璧に執事みたいだ。
気遣ってくれているヤナセに、そんな妄想を膨らませてしまう。
「はい、折角なんで奥さんの手作りのものをたべたいかなと」
「クス……そうですよね。私も何か……頂こうかと思います」
ヤナセは優しく笑んで、首を少し傾ける。
艶やかな笑顔とサラッと揺れる髪の色っぽさに、それだけで「ごちそうさまでした!」と言ってしまいそうになった。
何気ない仕草なのにヤナセがするだけで威力が倍増するのは、これも『ヤナセ様』故だろうか――――。

