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ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び

「わぁぁ~。いい匂い~!」
「やぁん! ママさんありがとう~!!」
「奥さん……わざわざ、すみません」
各々の言葉に奥さんは、優しくニッコリと微笑み返してくれた。
だけど姉さんも増えて、いきなり三人分は手間だろう。
「奥さん、私手伝います」
昔取ったなんちゃら~じゃないけど、奥さんに教えて貰ったレシピは、今だにしっかりと覚えている。
思えば女性講師になってから休みの日の自炊以外は、休憩室でコーヒーしか入れてないような気がした。
「あら~、琴ちゃん本当? 助かるわ」
奥さんが嬉しそうに微笑んでくれたから、私も嬉しくなった。
俄然張り切って、キッチンへ行こうとしたら――――
「琴海さん……今日はレッスン後でお疲れだと思うので……奥さんのお手伝いはホズミに任せましょう」
突如ヤナセが、ピンチヒッターを出してきた。
「え、大丈夫ですよ私。今日はそんなに疲れてないですし」
生徒の時もレッスン後に家事をしていたし、今回のクニミツのとのレッスンもアラタ程は疲れていない。
「出来れば……お話も少し伺いたいので……」
「あ……」
そっか、私だけ報告がまだなんだ。
ヤナセはお忍びがてら、報告も聞くつもりでいたのが分かった。
「奥さん……お手伝いは、ホズミでも宜しいですか?」
「えぇ、私は誰でもありがたいけど、ホズちゃんは良いのかしら?」
私たち三人の視線が一気にホズミに向けられる――――。
「お~ほっほっほ~! そんなにホズミ特製のパンケーキが食べたいなら焼いてあ、げ、る~! ママさん、焦げちゃうからキッチンに行きましょ!」
「ホズちゃん、宜しくね~」
姉さんは駄々一つ捏ねることなく、奥さんの背中を押して軽やかな足取りでキッチンに入って行った。
ほっかむりは、したままだけど――――。
「やぁん! ママさんありがとう~!!」
「奥さん……わざわざ、すみません」
各々の言葉に奥さんは、優しくニッコリと微笑み返してくれた。
だけど姉さんも増えて、いきなり三人分は手間だろう。
「奥さん、私手伝います」
昔取ったなんちゃら~じゃないけど、奥さんに教えて貰ったレシピは、今だにしっかりと覚えている。
思えば女性講師になってから休みの日の自炊以外は、休憩室でコーヒーしか入れてないような気がした。
「あら~、琴ちゃん本当? 助かるわ」
奥さんが嬉しそうに微笑んでくれたから、私も嬉しくなった。
俄然張り切って、キッチンへ行こうとしたら――――
「琴海さん……今日はレッスン後でお疲れだと思うので……奥さんのお手伝いはホズミに任せましょう」
突如ヤナセが、ピンチヒッターを出してきた。
「え、大丈夫ですよ私。今日はそんなに疲れてないですし」
生徒の時もレッスン後に家事をしていたし、今回のクニミツのとのレッスンもアラタ程は疲れていない。
「出来れば……お話も少し伺いたいので……」
「あ……」
そっか、私だけ報告がまだなんだ。
ヤナセはお忍びがてら、報告も聞くつもりでいたのが分かった。
「奥さん……お手伝いは、ホズミでも宜しいですか?」
「えぇ、私は誰でもありがたいけど、ホズちゃんは良いのかしら?」
私たち三人の視線が一気にホズミに向けられる――――。
「お~ほっほっほ~! そんなにホズミ特製のパンケーキが食べたいなら焼いてあ、げ、る~! ママさん、焦げちゃうからキッチンに行きましょ!」
「ホズちゃん、宜しくね~」
姉さんは駄々一つ捏ねることなく、奥さんの背中を押して軽やかな足取りでキッチンに入って行った。
ほっかむりは、したままだけど――――。

