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ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び

店長が作ってきてくれたのは、ほのかに赤いソーダだった。
「店長、これは?」
「あぁ、これね~。琴ちゃんが食べようとしていた、ベリータルトの載っているのと同じ物を使ったベリーソーダだよ~」
「新メニューですか?」
「今ね~ヤナセ君に頼まれて作ったんだよね。ほら、パンケーキになっちゃったし」
「え……わざわざですか? ありがとうございます」
「余り物を使っただけなんだけどね~。琴ちゃんの口に合ったら、メニューに加えようかなぁ~」
「店長が作ったものなら、絶対美味しい筈です!」
何せ四天王がリスペクトしている、店長だもの!
美味しいに決まっている!
グラスの中は綺麗なレッドのグラデーションになっていて、ラズベリー、クランベリー、ブルーベリーと入っていて見た目にも可愛かった。
他の喫茶店でもお見掛けするメニューだけど、店長が作ってくれたなら格別な気がする。
「三人共、ゆっくりしていってね~」
「はい、ありがとうございます!」
「ありがとうございます……マスター」
店長はニコニコと笑いながら、カウンターの奥に戻っていった。
久々だから店長とも色々話したかったけど、夕飯までのほんの一時しかない時間をヤナセが用意してくれたからには、余計な話は出来ない。
改まってヤナセの方に向き直って、畏まる。
「ヤナセさん……レッスンの報告なんですけど」
少し緊張した面持ちになりながら、話し始めると――――
「クス……折角なので、先ずは飲みましょうか?」
ヤナセは、フワッと真綿のような柔らかい微笑みを浮かべた。
「店長、これは?」
「あぁ、これね~。琴ちゃんが食べようとしていた、ベリータルトの載っているのと同じ物を使ったベリーソーダだよ~」
「新メニューですか?」
「今ね~ヤナセ君に頼まれて作ったんだよね。ほら、パンケーキになっちゃったし」
「え……わざわざですか? ありがとうございます」
「余り物を使っただけなんだけどね~。琴ちゃんの口に合ったら、メニューに加えようかなぁ~」
「店長が作ったものなら、絶対美味しい筈です!」
何せ四天王がリスペクトしている、店長だもの!
美味しいに決まっている!
グラスの中は綺麗なレッドのグラデーションになっていて、ラズベリー、クランベリー、ブルーベリーと入っていて見た目にも可愛かった。
他の喫茶店でもお見掛けするメニューだけど、店長が作ってくれたなら格別な気がする。
「三人共、ゆっくりしていってね~」
「はい、ありがとうございます!」
「ありがとうございます……マスター」
店長はニコニコと笑いながら、カウンターの奥に戻っていった。
久々だから店長とも色々話したかったけど、夕飯までのほんの一時しかない時間をヤナセが用意してくれたからには、余計な話は出来ない。
改まってヤナセの方に向き直って、畏まる。
「ヤナセさん……レッスンの報告なんですけど」
少し緊張した面持ちになりながら、話し始めると――――
「クス……折角なので、先ずは飲みましょうか?」
ヤナセは、フワッと真綿のような柔らかい微笑みを浮かべた。

