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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー
「でも来る時は、他の人に内緒でおいで」

二人っきりなのにセイジは耳元でそう囁くから、新たな『密約』に嬉しさと気恥ずかしさで胸が熱くなってくる。

「うん、気を付けてくるね」

特にこういうことはジュリとか勘が働きそうだから要注意だ。

緊張で顔を強張らせるとセイジは柔らかく微笑んで、今一度軽く唇にキスを落とす。

「んっ……」

不意打ちのキスに、胸がピョンと跳ねる。

もうそれだけで不安が消え去っていきそうだった。

セイジは再び背中に腕を回してきて、コツンとおでこを重ねると

「琴海……一人で抱え込まないでね」

静かに……それでいて力強く言った。

ドックン――――!!

以前セイジと交わした『密約』を思い出す。

元旦那が出張の時に実家に帰ったら、偶然にもセイジと出会った。

突然雨が降ってきて二人で走って実家に駆け込み、雨でびしょ濡れになったセイジを家に上げたら、そこで思わぬ事実を知らされた。

お見合い結婚する前からセイジが私のことを知っていて、ずっと忘れないでいてくれたこと―――。

そして互いの想いの丈が高まってしまい、私たちはレッスン以外の性行――『タブー』を犯した。

普段避妊具を持ち歩かないセイジに、無理に挿入を願うと

『琴海さん……何かあったら……必ず守るから。だから絶対、一人で抱えたり泣いたりしちゃ駄目だよ』

私と一緒に全ての罪を背負ってくれようとしたのだ。

きっと今もそうなんだ……
セイジは私が抱えようとしている現実を少しでも背負ってくれようとしてくれている――――。

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