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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー
自分でも一番だと思える笑顔をセイジに向けて

「ありがとう、セイジ」

一言だけお礼を告げた。

沢山伝えたいことがある。

溢れそうな気持がいっぱいある。

何より貴方がここに居てくれることに、心から感謝の想いが湧き上がる。

でもそれは今伝えなくてもいい……。

いつか心行くまでゆっくりと話せる日が来たら、全ての想いを伝えよう――。

「うん。あと無茶も駄目だよ」

「ふふふ、分かった。気を付けるね」

優しく微笑んで頭を撫でてくれる手が心地いい――――。

今後来る時のためにドアの所にインターフォンがあることも教えて貰い、念のため基本的に来る時間帯を決めておいた。

不定期な時間に来てもセイジが直ぐに出られる状態か分からないし、私が素早く中に入れるようにと考慮してくれている。

「もし俺が不在だったり丁度誰か通ったら、少し行った先に資料室があるからそこに向かって」

「う、うん! 頑張る!」

このフロアの講師の部屋もいくつかあった。

他の講師に出会ってしまう可能性は十分あるから気を付けないといけない。

その時の状況を考えるだけで、身体に緊張が走って顔つきが神妙になると

「あははは! そんなに気負わないで大丈夫だよ琴海。いざとなったら迷ったって言えばいいから」

「あっ! そうか! なるほど」

その誤魔化しは、私なら使えそう!

って……思ってはみたけど、いい年してビルの中で迷子って言うのも恥ずかしい気がするけど。

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