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ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び

「琴海さん……?」
頬っぺたを膨らましてソーダを飲んでいる私にヤナセは、伺うように首を傾ける。
仕草一つとっても芸術的で、どうしたらこんな人が生れてくるのかと不思議に思いながら、ゴクリと喉の奥にソーダを流し込む。
炭酸がショワシュワと弾ける感覚を喉越しに感じつつ、私は報告を始めた――――。
「実技に入る前は、クニミツさんが講師になる経緯を話してくれました……」
先ずは一通りの流れを報告していく。
「結構話し込んでしまって、レッスンに入ったのは三十分経った頃でした。前回のアラタと違って割と無難そうに進むかと思ったんですが……」
「無難じゃ……なかったんですね」
「うっ……無難な流れだったとは思います。割と良い動きをすることもあって……ただ性格なのか、丁寧過ぎるかなぁと」
「丁寧過ぎる……ですか?」
「はい……悪いことではないとは思うんですが、一つ一つが時間かかって……」
ショーツは自分で脱ぎました――――とまでは、ここでは言いにくいなぁ。
「そうでしたか……因みにクニミツが、勃起したのはどのタイミングでしたでしょうか?」
「えっと、それは……」
ヤナセが大胆に『勃起』なんていうから、店長たちに聞かれていないかと目線をカウンターに泳がす。
キッチンの奥からは、姉さんのテンションが高い話し声が聞こえてきた。
これなら奥の席で小声で話している分には、店長にも聞こえないだろう。
姉さんがほっかむりまでして尾行してきたのも、無意味じゃなったのかもしれない……。
頬っぺたを膨らましてソーダを飲んでいる私にヤナセは、伺うように首を傾ける。
仕草一つとっても芸術的で、どうしたらこんな人が生れてくるのかと不思議に思いながら、ゴクリと喉の奥にソーダを流し込む。
炭酸がショワシュワと弾ける感覚を喉越しに感じつつ、私は報告を始めた――――。
「実技に入る前は、クニミツさんが講師になる経緯を話してくれました……」
先ずは一通りの流れを報告していく。
「結構話し込んでしまって、レッスンに入ったのは三十分経った頃でした。前回のアラタと違って割と無難そうに進むかと思ったんですが……」
「無難じゃ……なかったんですね」
「うっ……無難な流れだったとは思います。割と良い動きをすることもあって……ただ性格なのか、丁寧過ぎるかなぁと」
「丁寧過ぎる……ですか?」
「はい……悪いことではないとは思うんですが、一つ一つが時間かかって……」
ショーツは自分で脱ぎました――――とまでは、ここでは言いにくいなぁ。
「そうでしたか……因みにクニミツが、勃起したのはどのタイミングでしたでしょうか?」
「えっと、それは……」
ヤナセが大胆に『勃起』なんていうから、店長たちに聞かれていないかと目線をカウンターに泳がす。
キッチンの奥からは、姉さんのテンションが高い話し声が聞こえてきた。
これなら奥の席で小声で話している分には、店長にも聞こえないだろう。
姉さんがほっかむりまでして尾行してきたのも、無意味じゃなったのかもしれない……。

