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ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び
「クニミツさんが……その……勃ったのは、私の上の下着を外した時です」

「琴海さんの……ブラを取った際に、クニミツが勃起したのですね」

「……はい」

濁して言ったら、ハッキリと復唱されてしまった。

きっと間違いがないように確認なのだから仕方ないけど、場所が場所だけに恥かしさが倍増する。

またさり気なく『羞恥プレイ』かしら?

ベリーソーダを一口飲み、気を取り直して話を続けた――。

「ブラを取るのも目を瞑っていたんですが、そのままの流れで下……ショーッも脱がせて貰おうとしたら勃ったので、ゴムを着けることになりまして……その間に自分で脱いでしまった方が早いと思って脱いでしまいました」

「はい……」

「クニミツさんも、着け終わったので……」

「避妊具を……ですね」

「うっ……えぇ、取り敢えず無難な流れで胸を揉むことになりまして、クニミツが胸を触っている途中で異変が起きました」

「……射精……しそうになったんですね」

「はい……」と答えようとしたけど、改めて思い出すと喉の奥が詰まる感覚に陥ってしまい、小さく頷くと――――

「んまぁぁぁ~! 何その新人! ちょっと忍耐が足りなくなぁい?」

「へ?」

両手にお皿、頭にトレーを乗せた姉さんが、綺麗な顔を思いっきり顰めて現れた。

「……もう少し静かにしろ……ホズミ」

まるで何かのキャラクターみたいなホズミに動じることなく、ヤナセは冷静に注意している。

「え~だって、チワワちゃん大変だったみたいじゃな~い」

そう言いながらもホズミは軟体動物のような動きで、お皿をテーブルに置いていく。

殿上人の四天王の行動は、もはや常識の範囲では収まらない気がした。

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