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ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び

テーブルに置かれたケーキから、甘い香りが漂ってくる。
それに――――
「わぁ~! ハート型だ! 可愛い~!」
「うふふ、そうなの~。ちょっと形をアレンジしちゃった。チワワちゃん食べて、食べて~」
「姉さんありがとう! はい、頂きます」
私の横に座ったホズミに、満面に笑ってお礼を言う。
「うふっ。女の子の喜んでいるところって、可愛いわね~」
ホズミは何故かほっかむりをしたままだけど、はちみつパックでお手入れバッチリな唇に綺麗な弓なりにして微笑んだ。
ハート型のパンケーキには、バニラアイスが添えられ、キャラメルソースが掛かっていた。
シンプルだけど、凄く美味しそうだ。
「おい……ホズミ」
「あ~? 何よヤナセ」
気心が知れているせいかヤナセはホズミとの会話になると、声のテンションが微妙に変わっている。
「何で私のまで……ハート型なんだ」
「えぇ~。別にいいじゃないのよ~。楽しかったから勢いで作ったのよ。仕方ないからヤナセにもお裾分けしてあげたんじゃな~い」
ホズミは顎を少し上げて手をひらひらさせながら、面倒くさそうにヤナセに説明する。
ヤナセ相手にそんな態度が取れるのは、四天王だけだろう――――。
「それは……どうも……」
ホズミの返事にヤナセは目を細めて一応お礼っぽく言うと、華麗なカトラリー捌きでパンケーキにナイフを入れた――――。
それに――――
「わぁ~! ハート型だ! 可愛い~!」
「うふふ、そうなの~。ちょっと形をアレンジしちゃった。チワワちゃん食べて、食べて~」
「姉さんありがとう! はい、頂きます」
私の横に座ったホズミに、満面に笑ってお礼を言う。
「うふっ。女の子の喜んでいるところって、可愛いわね~」
ホズミは何故かほっかむりをしたままだけど、はちみつパックでお手入れバッチリな唇に綺麗な弓なりにして微笑んだ。
ハート型のパンケーキには、バニラアイスが添えられ、キャラメルソースが掛かっていた。
シンプルだけど、凄く美味しそうだ。
「おい……ホズミ」
「あ~? 何よヤナセ」
気心が知れているせいかヤナセはホズミとの会話になると、声のテンションが微妙に変わっている。
「何で私のまで……ハート型なんだ」
「えぇ~。別にいいじゃないのよ~。楽しかったから勢いで作ったのよ。仕方ないからヤナセにもお裾分けしてあげたんじゃな~い」
ホズミは顎を少し上げて手をひらひらさせながら、面倒くさそうにヤナセに説明する。
ヤナセ相手にそんな態度が取れるのは、四天王だけだろう――――。
「それは……どうも……」
ホズミの返事にヤナセは目を細めて一応お礼っぽく言うと、華麗なカトラリー捌きでパンケーキにナイフを入れた――――。

