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ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び

名前だけで安心出来るなんて……
ヤナセが一目置いているからなのもあるけれど、カミジョウさんの滲み出る包容力と優しさに触れたからだろう。
「へぇ~その早漏くん、カミジョウさんが担当なの~? なら案外イケるのかもね~」
おぉっ!
姉さんも、カミジョウさんリスペクトしている様子――
ますます、どんな方なのか気になってくる。
クニミツのイメージを良くするのに、更にもう一押ししておこう。
「クニミツさん、スカウトされて講師になろうと思ったそうですよ」
「えっ!? スカウト組!! 案外、逸材なのかしら?」
「クス……そうかもしれませんね」
やっぱり、スカウトされるって凄いんだ!
ヤナセとホズミの反応に、クニミツにも期待が持てそうだった。
「だから、私も気合を入れていかないとですよね」
折角の人材を私のせいで、出遅れさせる訳にはいかない――――。
自分に喝を入れるつもりで言ったものの、途端言い知れぬプレッシャーが押し寄せてきて、背中がゾクゾクして冷汗が出そうになる。
何だろう……武者震いかな?
気持ちを落ち着けようとベリーソーダを飲もうとしたら、もう殆ど残っていなかった。
「あ……」
微かに残った氷だけのコップを呆然と見ていると
「同じ物……作って貰いますか?」
ヤナセがお代わりを勧めてくれた。
「じゃぁ、ただのソーダだけで……」
もう一度同じものをお願いするのには、少し気が引けたが――
「マスタ~! ベリーソーダ、三つお願ぁ~い!」
ホズミが便乗するかのように三人分、オーダーしてしまった。
ヤナセが一目置いているからなのもあるけれど、カミジョウさんの滲み出る包容力と優しさに触れたからだろう。
「へぇ~その早漏くん、カミジョウさんが担当なの~? なら案外イケるのかもね~」
おぉっ!
姉さんも、カミジョウさんリスペクトしている様子――
ますます、どんな方なのか気になってくる。
クニミツのイメージを良くするのに、更にもう一押ししておこう。
「クニミツさん、スカウトされて講師になろうと思ったそうですよ」
「えっ!? スカウト組!! 案外、逸材なのかしら?」
「クス……そうかもしれませんね」
やっぱり、スカウトされるって凄いんだ!
ヤナセとホズミの反応に、クニミツにも期待が持てそうだった。
「だから、私も気合を入れていかないとですよね」
折角の人材を私のせいで、出遅れさせる訳にはいかない――――。
自分に喝を入れるつもりで言ったものの、途端言い知れぬプレッシャーが押し寄せてきて、背中がゾクゾクして冷汗が出そうになる。
何だろう……武者震いかな?
気持ちを落ち着けようとベリーソーダを飲もうとしたら、もう殆ど残っていなかった。
「あ……」
微かに残った氷だけのコップを呆然と見ていると
「同じ物……作って貰いますか?」
ヤナセがお代わりを勧めてくれた。
「じゃぁ、ただのソーダだけで……」
もう一度同じものをお願いするのには、少し気が引けたが――
「マスタ~! ベリーソーダ、三つお願ぁ~い!」
ホズミが便乗するかのように三人分、オーダーしてしまった。

