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ラブカルチャースクール 3
第14章 Lesson お忍び

カラン――と鐘の音が、遠くに聞こえる。
お客さんかな?
何処かへトリップしたみたいにぼんやりと考えながら、ソーダをもう一口飲むと――――
「やっぱりここに居たのか……ホズミ」
ニュッと突如、本当に大きな壁が出現した。
「わぁぁっ!」
「ぎゃっ! 何で来るのよ!」
「煩い。人手が足りないのに、急に居なくなるな」
「ワタリ……お疲れ」
そう――――壁の正体は、『ワタリ』だった。
イーグルワタリは過剰反応した私と姉さんをギロリとひと睨みしてくる。
「っ……!!」
座っている位置から見上げる巨人は、まるで山でも仰ぐような迫力のある光景だった。
「何よ~! 筋トレまでまだ時間あるんだから、たまには息抜きしてもいいじゃないの~! そういうアンタだって、結局来てるじゃないの!」
流石、四天王同士――鋭い睨みにも怖気ずに対抗していく。
「あぁ……何だ?」
「うっ……な、何よ~」
ホズミの言い方が気に入らなかったのか、ワタリは眉間を寄せ表情を更に険しくしてきた。
まるでこれから格闘でも始めるみたいにホズミも腕を交差させて身構えると、ワタリの大きな手がホズミに向かって下ろされる。
うっそぉぉぉ!!
本当に喧嘩が始めるの~!?
理知的なラブカル講師たちが、身体を張って喧嘩するなんてイメージにない。
思わずグッと、息を飲み込んだ――――。
お客さんかな?
何処かへトリップしたみたいにぼんやりと考えながら、ソーダをもう一口飲むと――――
「やっぱりここに居たのか……ホズミ」
ニュッと突如、本当に大きな壁が出現した。
「わぁぁっ!」
「ぎゃっ! 何で来るのよ!」
「煩い。人手が足りないのに、急に居なくなるな」
「ワタリ……お疲れ」
そう――――壁の正体は、『ワタリ』だった。
イーグルワタリは過剰反応した私と姉さんをギロリとひと睨みしてくる。
「っ……!!」
座っている位置から見上げる巨人は、まるで山でも仰ぐような迫力のある光景だった。
「何よ~! 筋トレまでまだ時間あるんだから、たまには息抜きしてもいいじゃないの~! そういうアンタだって、結局来てるじゃないの!」
流石、四天王同士――鋭い睨みにも怖気ずに対抗していく。
「あぁ……何だ?」
「うっ……な、何よ~」
ホズミの言い方が気に入らなかったのか、ワタリは眉間を寄せ表情を更に険しくしてきた。
まるでこれから格闘でも始めるみたいにホズミも腕を交差させて身構えると、ワタリの大きな手がホズミに向かって下ろされる。
うっそぉぉぉ!!
本当に喧嘩が始めるの~!?
理知的なラブカル講師たちが、身体を張って喧嘩するなんてイメージにない。
思わずグッと、息を飲み込んだ――――。

