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ラブカルチャースクール 3
第2章 I Lesson 初日

「はいぃっ!!」
明らかに甘く囁く声とは違うことに一気に我に返って、慌てて座席から立ち上がってしまった。
「琴海……さん。今の話、ちゃんと聞いてた?」
「は……い」
とは答えたものの、セイジに見惚れていたなんて二人っきりじゃない状況で口が裂けても言えやしない。
「琴海さん。今日から講師の受講が始まって緊張しているのは分かるけど、これから沢山の知識を覚えていかないといけなくなるから、受講中にしっかり聞いて覚えていった方が後々楽だよ」
窘めるような口調でセイジは言ったけど、目は笑っていない。
目の前にスーツ姿で立っているイケメンはいつも優しく微笑んでくれるセイジではなく、指導者の顔をしている。
真剣なセイジの表情に久々に大好きな人に会ったからって、浮かれていた自分を恥じていく。
そう――――今私は『ラブカルチャースクール』の女性講師として新たな第一歩を踏み出した初めての授業を受けている真最中なのだ。
私、萩原琴海は以前『伊野琴海』だった。
お見合い結婚した旦那との夫婦生活が上手くいかず、ネットでたまたま見つけたこの『ラブカルチャースクール』――――夫婦仲を改善するために夜伽の指導をしてくれるスクールへ入学して通い続けていく中に、自分もスクールの講師になりたいとの思いが強まった。
ここに辿り着くまでに、色んな辛いことがあっても頑張れたのは……
セイジの存在があったからだ。
明らかに甘く囁く声とは違うことに一気に我に返って、慌てて座席から立ち上がってしまった。
「琴海……さん。今の話、ちゃんと聞いてた?」
「は……い」
とは答えたものの、セイジに見惚れていたなんて二人っきりじゃない状況で口が裂けても言えやしない。
「琴海さん。今日から講師の受講が始まって緊張しているのは分かるけど、これから沢山の知識を覚えていかないといけなくなるから、受講中にしっかり聞いて覚えていった方が後々楽だよ」
窘めるような口調でセイジは言ったけど、目は笑っていない。
目の前にスーツ姿で立っているイケメンはいつも優しく微笑んでくれるセイジではなく、指導者の顔をしている。
真剣なセイジの表情に久々に大好きな人に会ったからって、浮かれていた自分を恥じていく。
そう――――今私は『ラブカルチャースクール』の女性講師として新たな第一歩を踏み出した初めての授業を受けている真最中なのだ。
私、萩原琴海は以前『伊野琴海』だった。
お見合い結婚した旦那との夫婦生活が上手くいかず、ネットでたまたま見つけたこの『ラブカルチャースクール』――――夫婦仲を改善するために夜伽の指導をしてくれるスクールへ入学して通い続けていく中に、自分もスクールの講師になりたいとの思いが強まった。
ここに辿り着くまでに、色んな辛いことがあっても頑張れたのは……
セイジの存在があったからだ。

