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ラブカルチャースクール 3
第15章 Lesson クッキー
唇と手で両方の胸がセイジに支配されていく。

硬い先端を包む唇の柔らかさと体温――

舌先で扱かれるくすぐったさ――――

乳房に食い込む指の形――――――

一つ一つが甘いクリームみたいに混ざり合って、身体中を蕩かす。

「んっ……はぁ……ぁぁ……」

さっきジムでシャワーを浴びたのに、火照りだした肌は再び汗を滲ませてじっとりと湿ってきた。

汗が接着剤になって、ブラウスを背中に張り付けてくる。

服が……邪魔だな。

これ以上を望んではいけないのに、ミリ単位の布が今度は邪魔で仕方なくなってきた。

「あぁっ……うっ……セィ……」

悶える動きが大きくなってきて、ジャケットの袖が中途半端に抜けて腕が突っかかる――――と

「琴海、ジャケット脱ごうか」

「ん? あっ!」

セイジは乳頭から口を離すと、私の腰の下に手を入れて背中をアーチ状にして身体を浮かせると、素早くジャケットを脱がせてくれた。

アラタのブラ外しなんかよりも全然スマートに脱がすもんだから、シャツは脱げることなく私の身体にとどまっているのが、ちょっと残念だ。

「シャツは……脱がなくていい?」

照れ臭いけど、少し期待しながら聞いてみる。

「シャツまで脱ぐと、冷えるかなって」

「……そう……」

どうやらやっぱり、残念なままだった。

複雑な気分になって顔を顰めてしまうと、セイジは乳房の丸みに沿いながら優しく胸を撫で始める。

「シャツも……皺、気になる?」

乳輪の近くに唇を宛がって、吐息を吹きかけながら囁いてきた。

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