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ラブカルチャースクール 3
第15章 Lesson クッキー

シュルっと音を立てて緩められたネクタイが、セイジの首を抜けてポーンと高らかに放物線を描いて飛んでいく。
私のブラウスは丁寧に扱ってくれたのに、ブラウスより高価そうなネクタイは適当な扱いだった。
「えへへ……」
「どうかした?」
照れ臭そうに笑った私に、セイジは優しく微笑んできた。
いつもそうだ――――
セイジは自分を犠牲にしても、私を守ろうとしてくれる――。
凄く大事にして貰っているのが伝わってきて、幸せで泣けてきそうだ。
セイジはシャツの襟元のボタンを数個だけ外すと、私を再び抱き締めた。
互いを隔てる生地が減ったからだろう、セイジの体温と身体の硬さがより強く感じられる嬉しさに興奮が増してくる。
鼻先にはシャツの隙間から覗かせる鎖骨のラインが、とてもセクシーに思えた。
やっぱり脱がないのかな?
もっとセイジの身体を見たい――。
シャツのボタンを外そうとして、残りのボタンに指をかけようとしたら
「琴海、駄目だよ。そんなことしたら自制が利かなくなったら困るだろ」
「え……しないの?」
セイジの意外な言葉に驚いて、思わずドストレートに聞き返してしまった。
この流れなら、最後まで出来る――――するのかなぁ……
と思ったら、セイジはそのつもりじゃなかったみたいだ。
顎の下からジッと見上げる私の反応にセイジは困った顔を見せると、こめかみに優しくキスをしてきた。
私のブラウスは丁寧に扱ってくれたのに、ブラウスより高価そうなネクタイは適当な扱いだった。
「えへへ……」
「どうかした?」
照れ臭そうに笑った私に、セイジは優しく微笑んできた。
いつもそうだ――――
セイジは自分を犠牲にしても、私を守ろうとしてくれる――。
凄く大事にして貰っているのが伝わってきて、幸せで泣けてきそうだ。
セイジはシャツの襟元のボタンを数個だけ外すと、私を再び抱き締めた。
互いを隔てる生地が減ったからだろう、セイジの体温と身体の硬さがより強く感じられる嬉しさに興奮が増してくる。
鼻先にはシャツの隙間から覗かせる鎖骨のラインが、とてもセクシーに思えた。
やっぱり脱がないのかな?
もっとセイジの身体を見たい――。
シャツのボタンを外そうとして、残りのボタンに指をかけようとしたら
「琴海、駄目だよ。そんなことしたら自制が利かなくなったら困るだろ」
「え……しないの?」
セイジの意外な言葉に驚いて、思わずドストレートに聞き返してしまった。
この流れなら、最後まで出来る――――するのかなぁ……
と思ったら、セイジはそのつもりじゃなかったみたいだ。
顎の下からジッと見上げる私の反応にセイジは困った顔を見せると、こめかみに優しくキスをしてきた。

