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ラブカルチャースクール 3
第15章 Lesson クッキー
「あ……」

セイジらしい気持ちの込められたキスに、軽く触れられただけでも幸せメモリーが満タンになっていく。

その優しい唇は目尻や頬へと触れていき、私の顔をかたどっていくかのようだった。

私もセイジの唇に触れたい――――。

顔中をタップしていく唇に隙を狙って触れようとすると、セイジのSモードが顔を覗かせているのか、絶妙に交わされる。

「セイジッ!」

ついもどかしくなって、語調を強めて名前を呼ぶと

「な~に?」

セイジは楽しそうに聞き返してきた。

あぁぁ~!
分かっている癖に、ワザとだ~!

「意地悪しているでしょ!」

頬袋に餌を詰めたリス並みに頬っぺたを膨らますと――――

プッシュ!

手で敢え無く潰されてしまい、タコみたいになった唇から間抜けな息が抜ける。

「セイジッ! ――――っ!」

ちょっと拗ねて上目遣いで見上げると、セイジが凄く楽しそうに微笑んでいたから――――

キュン!

ハートも敢え無く、ときめいた。

「もう……」

完敗気分で、顔を横に背ける。

惚れた弱みもあるけれども、セイジの笑顔が見られるなら何されても良いと思ってしまう。

そんな私の頬をセイジは唇を開閉しながら這わせ、再び私の胸を弄り始めていく。

「琴海、可愛いんだもん」

「あぁっ……セイジ……」

キュウゥゥ――――と胸が締め付けられる。

セイジの甘い声と愛撫に、瞬く間に蜜園が蕩けそうに熱くなった。

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