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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー

ドックン……ドックン……
嫌な予感がした――――。
思考より本能が先に、頭の奥でサイレンを鳴らしてくる。
早くここから立ち去るのよ……チワワ……。
自分にそう言い聞かせるけど、足がすんなりと動かない。
「どこ……」
「セイジの隣です」
「隣……」
「ウィ……」
眩暈がしそうだ。
別にたいしたことじゃない……
特別講師の人数だって多くないし、セイジとセルジュの自室がたまたま隣同士だからって話が聞こえる訳でもないし困ることじゃない。
でも、言い知れぬ不安が胸の中を支配していく。
「そ、そうなんだ」
「ハイ! 良かったらいつでも遊びに来てくださぁい」
「えぇぇ!! そんなの出来る訳ないじゃないですか!」
いくら『掟』改正の話が進んでいるからって、今はまだ恋愛ご法度のラブカルで気軽に自室に遊びに行くなんて言語道断じゃないの!
……って、さっきまでセイジとキスしていた私が言えることじゃないけど。
きっと冗談を言って私をからかおうとしているんだ。
「ジョークは止めて下さい!」
フランス語は分からないからせめて英語を交えて言い切ると、セルジュは長い指を口元に当てて妖しげな笑みを浮かべる。
「冗談じゃないよ……コトミ」
ハッキリとそう言い返してきたセルジュは、まるで西洋のファンタジー映画から登場しそうな妖艶さで、背中に黒い羽根でも広げているかのようだった。
嫌な予感がした――――。
思考より本能が先に、頭の奥でサイレンを鳴らしてくる。
早くここから立ち去るのよ……チワワ……。
自分にそう言い聞かせるけど、足がすんなりと動かない。
「どこ……」
「セイジの隣です」
「隣……」
「ウィ……」
眩暈がしそうだ。
別にたいしたことじゃない……
特別講師の人数だって多くないし、セイジとセルジュの自室がたまたま隣同士だからって話が聞こえる訳でもないし困ることじゃない。
でも、言い知れぬ不安が胸の中を支配していく。
「そ、そうなんだ」
「ハイ! 良かったらいつでも遊びに来てくださぁい」
「えぇぇ!! そんなの出来る訳ないじゃないですか!」
いくら『掟』改正の話が進んでいるからって、今はまだ恋愛ご法度のラブカルで気軽に自室に遊びに行くなんて言語道断じゃないの!
……って、さっきまでセイジとキスしていた私が言えることじゃないけど。
きっと冗談を言って私をからかおうとしているんだ。
「ジョークは止めて下さい!」
フランス語は分からないからせめて英語を交えて言い切ると、セルジュは長い指を口元に当てて妖しげな笑みを浮かべる。
「冗談じゃないよ……コトミ」
ハッキリとそう言い返してきたセルジュは、まるで西洋のファンタジー映画から登場しそうな妖艶さで、背中に黒い羽根でも広げているかのようだった。

