この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第15章 Lesson クッキー

「え……?」
そんな答えが返されるなんて思ってもみなかった。
物理的にって――――どういうことだろう?
ハードスケジュールで、疲れて勃たないとか??
それってラブカル講師として、由々しき事態なのでは!?
いやでも……セイジがレッスンに出られない方が、私的にはモヤッとしないかも……。
いやいや!
そんなことになったら、進退問題だ!
セイジが講師を辞めることになってしまったら、私が女性講師になった目的の半分が無意味になる。
セイジのたった一言に、私の思考は一気に広がっていく。
考え込み過ぎて神妙な面持ちになっていると、セイジは苦笑いをして軽く曲げた手を口元に当てて小さく呟いた。
「ないから……アレが」
「アレ……あっ!」
セイジが言わんとしていることの予測がついて、暴走していた私の思考は勢いよくUターンをしてスタート地点に戻って来る。
セイジが普段持ち歩かないもの――――
「ゴムが、ないから」
「そ……か」
そう、それは『コンドーム』だ。
ラブカル講師だからか、セイジの性分なのか――――
避妊具を普段から持ち歩いていないのだ。
レッスンで使うゴムは、スクールから支給されるものだし個数管理されているから、プライベートでは使えない。
以前セイジが私の実家に来た時も無理を言って、嘘をついてまで挿入まで至ったくらいだ。
「男性講師になると……他のは使っちゃ駄目なの?」
消沈する気持ちを誤魔化すように、気になっていた質問をしてしまった。
「うん、基本的にはね。でももしかしたら、使っている人も居るかもしれないけど、俺は付き合っている人がいない時は持ち歩いてないから」
「……ふふふ……セイジ、誠実だもんね」
セイジらしいけどそれって……
元カノと付き合っていた時は持ち歩いていたってことだよね――――。
知り得た事実に、さっきまで高揚していた気持ちが一瞬にして淀んでしまいそうだった。
そんな答えが返されるなんて思ってもみなかった。
物理的にって――――どういうことだろう?
ハードスケジュールで、疲れて勃たないとか??
それってラブカル講師として、由々しき事態なのでは!?
いやでも……セイジがレッスンに出られない方が、私的にはモヤッとしないかも……。
いやいや!
そんなことになったら、進退問題だ!
セイジが講師を辞めることになってしまったら、私が女性講師になった目的の半分が無意味になる。
セイジのたった一言に、私の思考は一気に広がっていく。
考え込み過ぎて神妙な面持ちになっていると、セイジは苦笑いをして軽く曲げた手を口元に当てて小さく呟いた。
「ないから……アレが」
「アレ……あっ!」
セイジが言わんとしていることの予測がついて、暴走していた私の思考は勢いよくUターンをしてスタート地点に戻って来る。
セイジが普段持ち歩かないもの――――
「ゴムが、ないから」
「そ……か」
そう、それは『コンドーム』だ。
ラブカル講師だからか、セイジの性分なのか――――
避妊具を普段から持ち歩いていないのだ。
レッスンで使うゴムは、スクールから支給されるものだし個数管理されているから、プライベートでは使えない。
以前セイジが私の実家に来た時も無理を言って、嘘をついてまで挿入まで至ったくらいだ。
「男性講師になると……他のは使っちゃ駄目なの?」
消沈する気持ちを誤魔化すように、気になっていた質問をしてしまった。
「うん、基本的にはね。でももしかしたら、使っている人も居るかもしれないけど、俺は付き合っている人がいない時は持ち歩いてないから」
「……ふふふ……セイジ、誠実だもんね」
セイジらしいけどそれって……
元カノと付き合っていた時は持ち歩いていたってことだよね――――。
知り得た事実に、さっきまで高揚していた気持ちが一瞬にして淀んでしまいそうだった。

