この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第15章 Lesson クッキー

「一応……褒められているのかな?」
「うん、だけど……どこか浮足立っている感じなんだよね」
「確かに、そんなところあるかも。てか、そんな話していて大丈夫なの?」
まだ講師室に机を設けられていないから、どんな様子かイメージが湧かない。
セイジは少しやるせなさそうな表情で、私を見詰めながら話を続けてくる。
「まぁ、まだ新人同士の間で話しているみたいだから、担当の講師の人が注意してくれるだろうけど、今日はちょっとやたら煩かったみたいで、ワタリが一喝したみたいなんだ」
「え……ワタリが」
瞬間、あの鋭いイーグルアイが脳裏に浮かんできた。
想像でも迫力がある眼光に、ブルッと身震いすると再びセイジの指を締め付けてしまう。
「はは、ごめん。身体冷えちゃうよね。続きする?」
「うん……したい、けど」
折角おねだりした指三本も欲しいけど、セイジが改まって――
アラタの話をしてきた理由が気になってしまう。
行為に戻ると、きっとこの話はうやむやになるように思えた。
今は、指三本よりセイジが言わんとしていることを明確に聞き取る方が優先だろう。
「セイジは、アラタが私のことをそんな風に言っているのが、気に入らないの?」
蜜巣に指を入れている腕に、自分の手を添えてセイジをジッと凝視する。
「私がアラタを気に掛けるとしたら、女性講師としてだよ」
そう――セイジが心配するようなことは、昼間焼きもち妬いたセルジュとさえ起こりえない――――。
命を懸けてでも、誓える自信があった。
そうセイジに伝えようと、言葉を続けようとした瞬間――――
「うん、だけど……どこか浮足立っている感じなんだよね」
「確かに、そんなところあるかも。てか、そんな話していて大丈夫なの?」
まだ講師室に机を設けられていないから、どんな様子かイメージが湧かない。
セイジは少しやるせなさそうな表情で、私を見詰めながら話を続けてくる。
「まぁ、まだ新人同士の間で話しているみたいだから、担当の講師の人が注意してくれるだろうけど、今日はちょっとやたら煩かったみたいで、ワタリが一喝したみたいなんだ」
「え……ワタリが」
瞬間、あの鋭いイーグルアイが脳裏に浮かんできた。
想像でも迫力がある眼光に、ブルッと身震いすると再びセイジの指を締め付けてしまう。
「はは、ごめん。身体冷えちゃうよね。続きする?」
「うん……したい、けど」
折角おねだりした指三本も欲しいけど、セイジが改まって――
アラタの話をしてきた理由が気になってしまう。
行為に戻ると、きっとこの話はうやむやになるように思えた。
今は、指三本よりセイジが言わんとしていることを明確に聞き取る方が優先だろう。
「セイジは、アラタが私のことをそんな風に言っているのが、気に入らないの?」
蜜巣に指を入れている腕に、自分の手を添えてセイジをジッと凝視する。
「私がアラタを気に掛けるとしたら、女性講師としてだよ」
そう――セイジが心配するようなことは、昼間焼きもち妬いたセルジュとさえ起こりえない――――。
命を懸けてでも、誓える自信があった。
そうセイジに伝えようと、言葉を続けようとした瞬間――――

