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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目
腕と脇を伸ばしながら頭の中の走馬燈をヘビーローテーションさせて、セイジの表情や感触を蘇らせる。

「ふふふ……セイジったら」

幸せな妄想を膨らませては一人でニヤけていると、心なしか下腹部まで熱くなってきた。

疼き出す感覚に単純な自分が恥ずかしくなって、他のことに脳内をシフトチェンジしようとしたら――――

コンコン!

ドアがノックされた。

三人目――――『リク』の登場だ!

「は、はい!」

慌ててスーツのジャケットの裾を引っ張って、一応身なりを整える。

カチャ――――

ドアが静かに開かれて

「失礼します」

スーツ姿だけど堅苦しくなく、どこかお洒落に感じるリクが一礼して部屋に入って来た。

ヤナセほどではないけど、丁寧な態度とスマートな物腰は妙な違和感が漂う。

見た目で判断してはいけない――――

でもやっぱり元バーテンダーのリクは、ビジネススーツよりカジュアルな服装が似合うような気がした。

「おはようございます。今日は宜しくお願いします!」

「ははっ! コトミさん、俺年下だしラブカル経験少ないから、気さくに話して下さいよ」

礼儀正しく入ってきたリクに自分も精一杯丁寧に返すと、屈託なく笑い掛けられた。

ドックン――――!!

鮮やかだけど不透明なリクの独特な空気に中てられたように、脈が大きく跳ね上がる。

何だろう……

最初のレッスンから、リクは異質な雰囲気を放っていた。

アラタやクニミツより気が利くリクだから、無謀なことはしないと思うのだけど――

チカチカと頭の奥で、シグナルが点滅する。

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