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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目

だが、しかぁ~しっ!
私だって女性講師だ。
生徒の時よりは、成長している――と思う。
それにアラタやクニミツのレッスンだって、かなり斜め上をいっていた。
あの二人に比べたら、リクは天然とはちょっと違うような気がする。
冷静に対処していけば、ことが斜めに行く前に未然に防げるのではなかろうか――――。
そうだチワワ!
私の方が年上なんだし、今日はお姉さんモードでビシッと決めるのよ!
「ふふ……そんなに心配してくれていたなんて、嬉しいわ」
頭を下げているリクの後頭部に、穏やかに語り掛ける。
お姉さんキャラを意識したら、どことなくホズミぽい口調になってしまったけど、深く考えないようにしておこう。
そんな私にリクは少し頭を上げて、脱色しているのか金髪に近いような髪の隙間から、上目遣いでジッと見詰めてきた。
「そりゃそうですよ……ただでさえ女性講師は大変だって聞かされていたし、コトミさんちっこい癖に無茶もしそうなんですもん」
「うっ……すみません」
お姉さま作戦――――早々に苦戦!!
わぁぁぁ~!!
ちっこい言われた~!
だけど女性講師の大変さと、私の性格まで絶妙に盛り込んでくる飴鞭加減が侮れない!!
流石、元バーテンダー!?
きっとこの微妙な匙加減で、女心をくすぐってカクテルをお代わりさせたに違いない!
視線を外さずに、射貫くように見詰めてくるリクの瞳に、吸い込まれるように見詰め返す。
改めて見るとラブカル講師だけあって、綺麗な顔立ちだな。
ユニセックス系の顔立ちは、他の二人よりは甘く見える。
ハヤトも小綺麗だけど、また違った独特の色気を感じた。
私だって女性講師だ。
生徒の時よりは、成長している――と思う。
それにアラタやクニミツのレッスンだって、かなり斜め上をいっていた。
あの二人に比べたら、リクは天然とはちょっと違うような気がする。
冷静に対処していけば、ことが斜めに行く前に未然に防げるのではなかろうか――――。
そうだチワワ!
私の方が年上なんだし、今日はお姉さんモードでビシッと決めるのよ!
「ふふ……そんなに心配してくれていたなんて、嬉しいわ」
頭を下げているリクの後頭部に、穏やかに語り掛ける。
お姉さんキャラを意識したら、どことなくホズミぽい口調になってしまったけど、深く考えないようにしておこう。
そんな私にリクは少し頭を上げて、脱色しているのか金髪に近いような髪の隙間から、上目遣いでジッと見詰めてきた。
「そりゃそうですよ……ただでさえ女性講師は大変だって聞かされていたし、コトミさんちっこい癖に無茶もしそうなんですもん」
「うっ……すみません」
お姉さま作戦――――早々に苦戦!!
わぁぁぁ~!!
ちっこい言われた~!
だけど女性講師の大変さと、私の性格まで絶妙に盛り込んでくる飴鞭加減が侮れない!!
流石、元バーテンダー!?
きっとこの微妙な匙加減で、女心をくすぐってカクテルをお代わりさせたに違いない!
視線を外さずに、射貫くように見詰めてくるリクの瞳に、吸い込まれるように見詰め返す。
改めて見るとラブカル講師だけあって、綺麗な顔立ちだな。
ユニセックス系の顔立ちは、他の二人よりは甘く見える。
ハヤトも小綺麗だけど、また違った独特の色気を感じた。

