この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目
ほんの数秒――――

視線をロックしたように、私たちの時間は止まっていた。

見詰め合っているだけなのに、意識が宙に浮くような不思議な感覚がしてくる。

自分でも理解しがたい感覚は、掴みどころがない。

綺麗な色をしたリクの口端がゆっくりと、上がる――――

「コトミさん……」

低くもなく、高くもない声が鼓膜に届くと、異空間にでもいるみたいな空気から現実に戻された。

「はいっ!」

我に返った勢いで弾けたように返事をすると、リクは楽しそうにニッコリと微笑む。

「聞いていますよ二人から。コトミさん中々の強者だって」

「へ? 強者!?」

昨日のクニミツのことかな?

でもアラタの時は、強者言われるようなことはなかったと思うけど……。

リクの言葉の続き待ちながら、一応記憶を辿ってみる。

答えが分かっていない私に、リクは年下らしい無邪気な笑顔を浮かべてきた。

「コトミさん、天然なの?」

「な、何!? 分かんないよ!」

さっきまでの怪しい空気が一変していく――――。

リクに言われていることも気持ちが急くけど、コロコロ変わるリクの表情に妙な焦りを感じてしまう。

「はぁ~そっか……これは気を付けないとだね~」

リクは親指を立てた手を顎に添えて、またしても意味深に言ってくる。

焦らされているみたいで、スッキリしない。

「だから何のことよ?」

考えるより直球で勝負しにいくと――――

「イカせた……でしょ」

『射精』にジャストミートさせてきた。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ