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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目

ほんの数秒――――
視線をロックしたように、私たちの時間は止まっていた。
見詰め合っているだけなのに、意識が宙に浮くような不思議な感覚がしてくる。
自分でも理解しがたい感覚は、掴みどころがない。
綺麗な色をしたリクの口端がゆっくりと、上がる――――
「コトミさん……」
低くもなく、高くもない声が鼓膜に届くと、異空間にでもいるみたいな空気から現実に戻された。
「はいっ!」
我に返った勢いで弾けたように返事をすると、リクは楽しそうにニッコリと微笑む。
「聞いていますよ二人から。コトミさん中々の強者だって」
「へ? 強者!?」
昨日のクニミツのことかな?
でもアラタの時は、強者言われるようなことはなかったと思うけど……。
リクの言葉の続き待ちながら、一応記憶を辿ってみる。
答えが分かっていない私に、リクは年下らしい無邪気な笑顔を浮かべてきた。
「コトミさん、天然なの?」
「な、何!? 分かんないよ!」
さっきまでの怪しい空気が一変していく――――。
リクに言われていることも気持ちが急くけど、コロコロ変わるリクの表情に妙な焦りを感じてしまう。
「はぁ~そっか……これは気を付けないとだね~」
リクは親指を立てた手を顎に添えて、またしても意味深に言ってくる。
焦らされているみたいで、スッキリしない。
「だから何のことよ?」
考えるより直球で勝負しにいくと――――
「イカせた……でしょ」
『射精』にジャストミートさせてきた。
視線をロックしたように、私たちの時間は止まっていた。
見詰め合っているだけなのに、意識が宙に浮くような不思議な感覚がしてくる。
自分でも理解しがたい感覚は、掴みどころがない。
綺麗な色をしたリクの口端がゆっくりと、上がる――――
「コトミさん……」
低くもなく、高くもない声が鼓膜に届くと、異空間にでもいるみたいな空気から現実に戻された。
「はいっ!」
我に返った勢いで弾けたように返事をすると、リクは楽しそうにニッコリと微笑む。
「聞いていますよ二人から。コトミさん中々の強者だって」
「へ? 強者!?」
昨日のクニミツのことかな?
でもアラタの時は、強者言われるようなことはなかったと思うけど……。
リクの言葉の続き待ちながら、一応記憶を辿ってみる。
答えが分かっていない私に、リクは年下らしい無邪気な笑顔を浮かべてきた。
「コトミさん、天然なの?」
「な、何!? 分かんないよ!」
さっきまでの怪しい空気が一変していく――――。
リクに言われていることも気持ちが急くけど、コロコロ変わるリクの表情に妙な焦りを感じてしまう。
「はぁ~そっか……これは気を付けないとだね~」
リクは親指を立てた手を顎に添えて、またしても意味深に言ってくる。
焦らされているみたいで、スッキリしない。
「だから何のことよ?」
考えるより直球で勝負しにいくと――――
「イカせた……でしょ」
『射精』にジャストミートさせてきた。

