この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目
カッキ――――ンッ!!

「うぐぅっ!」

打ち返された球は、私の肺腑を抉るかのように痛手を負わせてくる。

目を細めながら、赤裸々トークで盛り上がる新人三人の姿が脳裏に浮かんできた。

く、これだから男子は!!

クニミツはともかく、アラタは少し大げさに話してそうで嫌な予感がしてしまう。

一体リクに、何をどう話したのだろう――――。

「あのね……二人からどんな風に聞いているか分からないけど、これには深ぁぁぁい事情があったと言うか、不可抗力だったと言うか……」

こればかりはヤナセも言っていた通り、男性の生理現象で仕方ないことであって、私が凄い訳じゃない。

きっとジュリみたいにバン! キュ! ボヨヨ~ン! だったら、確実にイクと思うし!

……ベテラン以外なら。

リクを不安にさせまいと言葉を選んで励まそうとしたら、リクは頭を傾けて焦っている私の顔を覗き込み、そして――――

「俺は射精……しませんよ」

不敵な笑みを浮かべて、そう言い切った。

「えっ……それって」

確かに射精をしない方がラブカルの常識だけど、最初の研修から『不発射宣言』されるとは予想だにしていない。

一番若いリクが、ここまで自信を持って言える理由って、何かあるのだろうか――――?

「リク……体調でも悪いの?」

もしかして元々射精しない体質とか?

……とまでは、ハッキリ聞けないから遠回しに聞いてみると、リクは特に意識している様子もなく眉と口端を上げて

「だって、それがラブカルでしょ?」

お道化た感じを見せながらも、ライトブラウンの瞳には挑戦的な光を宿していた。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ