この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目

マジですか!?
気が回るリクだからサービス精神も旺盛なのかもしれないけど、鞭で打たれて悶えている姿は想像しにくい。
それでもここは講師として「あら、凄いわね~!」くらい言うべきなのかもしれないが、衝撃の方が強すぎて上手く言葉に出来ないでいると、リクは身体を傾けて私の顔を覗き込んできた。
後頭部より長めの前髪がサラッと流れ落ちる隙間から、大き目の瞳が妖しく光る。
「そのプレイはまだやったことないけどね」
ちょっと勝ち誇ったように笑っているリクに、まんまと嵌められたと気付いて顔がカッと熱くなった。
「ちょっ! からかったのね!!」
「ははっ! コトミさんなら、素直に信じてそうだなぁって思ったけど、本当に真に受けているんだもん」
「だ、だってそれは……」
「ん? それは……何?」
それは――――リクの素顔が……見えないから。
「……リクなら、やってくれそうだなって」
本当のことは言えずに、でもあながち嘘じゃなく答える。
「ふぅ~ん。それって褒められているのかな?」
「そうじゃ、ないか……な?」
顔が近いのもあってか、変に声が上擦ってしまう。
妙な緊張感がありながらも、リクとの会話が少しずつ親し気になっていく。
リクの間合いの取り方は、絶妙に感じた。
まるで生徒に戻った気分にさえられる。
ふと――最初のセイジとのお試しレッスンが蘇ってきた。
『していい?』――――
そう甘く囁いて、セイジは私にキスをしてくれたっけ。
「キスしていい?」
懐かしい記憶のセイジの声に、リクの声が重なった。
気が回るリクだからサービス精神も旺盛なのかもしれないけど、鞭で打たれて悶えている姿は想像しにくい。
それでもここは講師として「あら、凄いわね~!」くらい言うべきなのかもしれないが、衝撃の方が強すぎて上手く言葉に出来ないでいると、リクは身体を傾けて私の顔を覗き込んできた。
後頭部より長めの前髪がサラッと流れ落ちる隙間から、大き目の瞳が妖しく光る。
「そのプレイはまだやったことないけどね」
ちょっと勝ち誇ったように笑っているリクに、まんまと嵌められたと気付いて顔がカッと熱くなった。
「ちょっ! からかったのね!!」
「ははっ! コトミさんなら、素直に信じてそうだなぁって思ったけど、本当に真に受けているんだもん」
「だ、だってそれは……」
「ん? それは……何?」
それは――――リクの素顔が……見えないから。
「……リクなら、やってくれそうだなって」
本当のことは言えずに、でもあながち嘘じゃなく答える。
「ふぅ~ん。それって褒められているのかな?」
「そうじゃ、ないか……な?」
顔が近いのもあってか、変に声が上擦ってしまう。
妙な緊張感がありながらも、リクとの会話が少しずつ親し気になっていく。
リクの間合いの取り方は、絶妙に感じた。
まるで生徒に戻った気分にさえられる。
ふと――最初のセイジとのお試しレッスンが蘇ってきた。
『していい?』――――
そう甘く囁いて、セイジは私にキスをしてくれたっけ。
「キスしていい?」
懐かしい記憶のセイジの声に、リクの声が重なった。

