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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目
リクは長い睫毛を少し伏せ、透明感のある瞳を胸元に向けたまま、少し間を置いて口を開いた。

「コトミさん……鳥肌、立ってる」

「え?」

質問からかけ離れた答えに一瞬頭が混乱しかけて、リクを見上げると

「寒い?」

一言そう囁いたリクの指が、喉元に宛がわれる。

ラブカルのレッスン室は温度調節が完備されているから、寒くも暑くもなく程よい適温だ。

質問をはぐらかされたせいか、背中が若干強張ってしまう。

「う、ううん……寒くないよ」

リクの指がゆっくりと下がり始めた。

「そう……じゃぁ……」

真っ直ぐ筋を描くように肌をなぞる指先が、緩やかな丘の間に辿り着き――――

「怖い?」

「っ!」

ザワザワザワ――――!!

再び指先の奥を掻き鳴らされていく。

図星を突かれたように言葉が詰まってしまい、ゴクリと息を飲み込んだ。

「なん、で?」

何――――?

リクの目的は、何なの――――!?

謎が増えていくリクに五感の全てが痺れているような感覚がしてきて、頭の芯でシグナルが点滅する。

明らかに動揺している私に、リクは不敵な笑みを浮かべてきて

「コトミさん、キスしていいですか?」

「……っ!?」

またしても質問をかわされた。

どうすればいいか悩んでいる内に、笑みを浮かべたリクの赤い唇が自分のに押し当てられる。

「あ……」

チュッ――――

リクは上唇を軽く啄むと直ぐに唇を離して、耳元に顔を埋めてきた。

弾かれた唇に小さく抓られたような痛みが走り、触れたリクの跡が冷たい――――。

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