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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目

リクの大きな瞳がアップで迫ってきた。
そして――――
「人気講師……なれますかね」
小綺麗な顔に小さく笑みを湛え、トーンを落とした声が妖しく響く。
私の顔を映す薄茶色のガラスに、吸い込まれそうになる。
「うん……」
不思議だった――――。
リクから感じない――――『講師への意気込み』。
少なくてもアラタもクニミツも、ラブカル講師への目標と闘志が感じられたのに、リクからは、そういったものが殆ど感じられないような気がした。
だからかな……講師になろうと思った理由を濁したのは――。
「コトミさん、レッスン進めていいですか?」
「あ……うん」
話しかけてレッスンが中々進まないのに痺れを切らしたようにリクの方から切り出しきた。
「俺もローブ脱ぎますね。肌が触れ合った方が温かいし」
「ははは……そこまで気にしてくれるんだ」
「温度って、結構大事でしょ?」
リクは鼻先が触れそうな位置で艶っぽく囁きながら、流れるような仕草で脱いだローブを床に落とす。
妙に慣れている動きが、なんだか引っ掛かる。
「リク……あのね……」
「コトミさん、しばらくお喋り禁止です」
「へ? ふぅんっ!」
話を続けようとした私の口に、停止ボタンを押すようにリクは唇を押し付けてきた。
さっきの触れるだけのキスとは違う――――
力強く押し当てて、一気に唇を割ってきた。
そして――――
「人気講師……なれますかね」
小綺麗な顔に小さく笑みを湛え、トーンを落とした声が妖しく響く。
私の顔を映す薄茶色のガラスに、吸い込まれそうになる。
「うん……」
不思議だった――――。
リクから感じない――――『講師への意気込み』。
少なくてもアラタもクニミツも、ラブカル講師への目標と闘志が感じられたのに、リクからは、そういったものが殆ど感じられないような気がした。
だからかな……講師になろうと思った理由を濁したのは――。
「コトミさん、レッスン進めていいですか?」
「あ……うん」
話しかけてレッスンが中々進まないのに痺れを切らしたようにリクの方から切り出しきた。
「俺もローブ脱ぎますね。肌が触れ合った方が温かいし」
「ははは……そこまで気にしてくれるんだ」
「温度って、結構大事でしょ?」
リクは鼻先が触れそうな位置で艶っぽく囁きながら、流れるような仕草で脱いだローブを床に落とす。
妙に慣れている動きが、なんだか引っ掛かる。
「リク……あのね……」
「コトミさん、しばらくお喋り禁止です」
「へ? ふぅんっ!」
話を続けようとした私の口に、停止ボタンを押すようにリクは唇を押し付けてきた。
さっきの触れるだけのキスとは違う――――
力強く押し当てて、一気に唇を割ってきた。

