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ラブカルチャースクール 3
第16章 ILesson 4回目
霞みがかる頭の中で唯一感じ取れるのは――――リクの敵意。

それもハヤトがセイジに持っていたような個人的なものではなくて……

ラブカル自体に向けられている気がする。

私への問いかけの端々に、溢れ出したリクの感情が棘になって刺さってくるかのようだった。

リクも何かあったのかな?

そうだとしても、私の旦那と何の関係があるのだろう?

身体中に広がっていくむず痒い感覚と共に、疑問も膨らんでいく。

前回のフラッシュバックは、偶然の産物じゃなかったのだろうか――――。

ここは下手にかわすより、受け止めていった方が得策かも……。

生徒と向き合う前に、今はリクたち新人講師と向き合っていくのが私の課題なのだから――――。

動きを早めたリクの手の中で形を変えられる肉球が、熱くなっていく。

連動して身体中が徐々に汗ばんできて、ドックドックと下腹部の鼓動が大きくなってきた。

まだ触れられていない花園の奥の蜜巣から、汗でも掻いたようじんわりと蜜が湧きだすのを感じる。

気持ちとは裏腹に、ラブカルで開発された身体はレッスンモードに切り替わっていこうとしていたけど、意識が保っていられる内にリクのことを少しでも知っておきたかった。

「はっ……あ……リクは、何を知りたいの?」

逆に質問をしてみると、リクは小首を傾げる。

綺麗な顔でするその仕草が小悪魔みたいで変な色気を放ち、最後は魂を吸い取られるんじゃないかとさえ思ってしまう。

「知りたい? 俺はコトミさんの気持ちが知りたいかな……」

「私の……気持ち?」

「うん……ここの……奥にある気持ち」

そう言ってリクは双丘を掴んだまま、なだらかな谷間に顔を埋めて、そっと口づけをしてきた。

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